2016-08-05

http://anond.hatelabo.jp/20160804221847

(1) いつも思うんだけど作品を作るうえでテーマ政治的主張って必然的に生まれてきちゃうもんだと思うんだよね。

(2) 例えば今回だったらゴジラスペックをどうしようかって話になる。

初代ゴジラ模倣サンプリング)するなら、ゴジラは歩くだけで半端ない放射線をまき散らし、歩いているだけで子ども殺傷しまくるレベルになる。

でもそれだと、原発を巡る問題について、原発全否定とも取られかねない強い立場になってしまう。

庵野は今回そちらに舵を切らなかった。普段まき散らす放射線量は少なく、半減期も短いものとした(作中「福音」とも称される)。

庵野原発全否定の考え方を取らなかったわけだ。

(3) 次に、日本政府対応をどう描こうかって話になる。

岡本喜八日本のいちばん長い日』を模倣するなら、官僚政治家利権争いに夢中で、ぜんぜん協力し合わないでさら悲惨な状況を招くっていう描き方になる。

でも本作でそれをやってると、結局、災害問題についてはどうしようもないんだよ、諦めな。みたいなニヒリスティック立場になる。

エヴァシンジアスカを除いて人類をすべて滅ぼしてしまった庵野にとって、別にこういう立場を採ることも可能だった。

しかし今回庵野はそちらに舵を切らなかった。「どんなに大きな危機でも、みんなで立ち向かえば必ず克服できる」というポジティブ結論を採った。

(4) 結局ストーリーを組み立ててる過程で、どういう意見立場に立つのかっていう選択に迫られることにはなると思うんだよね。

記事への反応 -
  • ないよ。 庵野は、サンプリングして曲を作るDJみたいなものだ。 それは今までの作品を見てれば、分かるよな? みんなが褒めてるコピー機並べるシーンだって、踊る大捜査線で見たろ...

    • いつも思うんだけど作品を作るうえでテーマや政治的主張って必然的に生まれてきちゃうもんだと思うんだよね。 例えば今回だったらゴジラのスペックをどうしようかって話になる。 ...

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