正直、逆に当時感じたCH誌への違和感はあったが、今回は実は賛同している。
一応理由があって、昨年CH誌に感じた嫌悪感はムスリムが信頼している価値対象を一方的にこき下ろすだけに感じたもので、これは自分はムスリムではないが、海外在住の日本人としてはよく理解できる。(日常茶飯事である)それによっての嫌悪感だった。
ただ今回のCH誌の風刺画にはそれは感じなかった。
理由は現在の欧州世論の多くが「幼い子が溺死したショッキングな写真」に大きく影響を受けたのを目の当たりにしているからである。確かにショッキングな写真ではあったが、それによって、難民寄りの姿勢に大きく弾みがついてしまった。
現実問題として、溺死は毎日報道されていて、子供もたくさん亡くなっていて、今回の亡くなった子供だけではないし、まず難民以前に瓦解しかねないユーロそのものの理念や一般の市民の生活が蔑ろにされていると私は感じているのだ。
あの風刺画はまさにそこの矛盾をついていて、特に煽りやすい、子供の溺死を敢えて取り上げたのだと思う。
追加するのだが、なぜこれが批判を受けるかも興味深い所で、まず先に書いたが子供を扱った点。子供に関することは世界的に全てが許される価値観の傾向がある。ふたつ目に死者を扱った点。これは日本人は特にその傾向があるが、死者を冒涜するなんてという価値観はそこここにある価値観のように思える。
はぁ? 「可能性」をあげつらってるとこが一番駄目だろうよ
そんな事言い出したら大抵のダメなんじゃないいの?うふふ。
いや駄目だろ 無辜の人間を犯罪者予備軍扱いして批判されないわけがない
そうおもうよ。痛々しくなくなった子供の死が、まさにそのポイントを想起させやすいっていう。