僕は、医師からの診断書をもらって心の病で、休むことになった。
人事の担当者に診断書を提出するまでの間の待ち時間のこと。うちの部署の事務担当の人が、一緒に付き添ってくれた。同僚の女子なんだけど。
本当に、死にたいとまで、感じて言葉に表していたから、心配をしてくれたんだと、思う。
だけど、自分は、休まざるを得なくなった。
なんでかっていう心の状況とかを、話した。
もう、頑張れないし、本当に限界が来たんだとか、そんな話をした。
妻とも、上手くコミュニケーションが取れなくなったりという家庭の問題とかも、色々と話した。
というか、筋の通らないような、とりとめもない話だったと思う。
それで。話をしていく中で、私、普段は、あんまり職場の人に自分の悩みが打ち明けられなかったんだなと、気がついた。
なんだか、休職を決めて始めて、職場の人に「本音」または、「本音に近い部分」を話すことが出来たのだと、思う。
すると、
「私、実は、子供、苦手なんだよね…」
『家に連れて帰りたいぐらい可愛い』『もう、誘拐しちゃいたいぐらいだわ』とか
盛り上がったり。
『私も、姪っ子がいて、なついていて可愛い』とか、話していたのに。
まだ、その人は、結婚していなかったのだけど、なんとなく、そういう子供を持つと言うことが、あんまりイマイチに感じるところもあったのかな、と思って合点がいくところがあった。
それと、少し嬉しかった。
不思議な気分だった。
普段見せない部分を自分に明かしてくれたような気がしたから、嬉しかった。
僕は、なんか、今まで、本音を明かしたり悩みとかを打ち明けたり、イメージと違うことを話したら、
凄く、期待を裏切ることになるのではないか?
社会人としての常識として、守らないといけないものとかあるし。
自分なんかの悩みを聞かされたら相手も、困るんじゃないかと思っていた。
相手の人も、なんか、弱い部分というのか、本音の部分を出してくれたようで、少し、気が軽くなった。
本音を話すことや、本音を聞かされることというのは、そんなに困った事態ではないのかなと、少し安心が出来た気がする。
本音を表すってことは、相手を選んで、しないといけないのだけれど。
少し前の話だけど、ようやく、頭の整理がついてきたので、書いてみた。