2015-09-05

通りすがり人間生殺与奪を握ったつもりになる話

少し前、徒歩圏内の大学で、とある学会の公開講演があり、

自分の今の課題に多少関係しそうなテーマだったこともあったので、

関係の知人を誘ってふらっと聴きに行ってみた。

比較オープンな講演だったこともあり、

人の出入りが講演中でもそこそこあった。

席数には十分に余裕があり、

席が埋まっている率は目算でMax30%程度という感覚だったが、

自分の座っていた席の真ん前に強い香水不快感を誘う男性が後から着席した。

知人と並びで座っていたこともあり、大きく移動するのはためらわれたため、

私は知人が座っている逆隣に席を移した。

正直、最初香水の時点で目の前の男性に対して苛立ちは覚えていたが、

彼がMacbookを開き、講演に関係のないAmazonのページでショッピングをしたり、

Twitterでちょこちょこ何かを書いているのが視界に入るようになると、さらに苛立ちは強まった。

私はMacを持っていないため、何のクライアントを使っているのかわからないのだが、

モニタ上部に入力欄があり、彼がツイートを始めると、変換候補はハイライトも強く

講演に対してネガティブツイートしているのがそれなりに見えてしまう状況だった。

その時点では彼のアカウント名はわからなかったが、

ふと手元のスマホからリアルタイム検索アプリを開き、

彼の特徴的なツイート検索したら即座にアカウントが見つかり、

△△大学○○学科講師というプロフィールが判明した。

ツイートでは、誰の講演に対しての発言かというのは巧妙に避けていたが、

講演を聴いている側からすると、大御所先生パワポのこのスライドでの発言に対して

こういうおもしろみのない批判を投げているというのはよくわかった。

香水不快感も気温の上昇とともに増加してくると、

公開されているスライドのページとリンクさせて

Togetterにこいつのツイートまとめたら

こいつ終わるかもなぁなどと考えるようになった。

どうせ自分学会関係者じゃないし、

後ろにいたアイツだと思われたとしてもどうしようもないだろう。

そもそもこいつ飛行機で帰らなきゃいけないような大学だし。

そんなことを考えつつ集中力を欠けさせたまま講演は終わった。

結局Togetterにまとめて晒しあげることはしなかったわけだが、

今回の講演で教訓として次の知見を得た。

・後ろにいる奴はキチガイかもしれないので、なるべく誰かの目の前の席は避けて座るようにする

モバイルPCモニタには覗き見防止フィルタをつける

香水はつけない

  • Togetterには非公開まとめって奴があるから とりあえずまとめておけばよい つらい時に眺めて優しい気持ちになろう

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