大学2年から4年にかけて、40代のおっさんと付き合っていた。
知り合ったのはバイト先(非飲食/向こうは正社員)。いろいろやり取りをしているあいだに仲がよくなり、連絡先を交換し、ご飯を食べにいき、そういうのを何回か繰り返しているあいだに付き合うことになった。
付き合ってから知ったのは、相手は結婚してはいないけど、長らく同棲している彼女がいるということ。
事実婚状態でも不倫になるのかな?とちょっと不安に思ったけど、あんまり考えてないバカ女子大生なのであまり気にしていなかった。
よく「おじさんと付き合うことのメリット」として、20代相手では経験できないことができる、というのがあると言われている。
個人的にはあまり感じなかった。相手は食にあまり興味がなく、こちらが食べたいものを伝えて食べに行くというのがほとんどだった。
あんまり高いものをねだるのは気が引けて、いいお店にはあまり行けなかった。いま思えばねだっておけばよかった。
旅行とかはいいとこに連れてってもらえた。あといろいろ買ってもらえた。そういう意味で、金銭的には大変ありがたかった。
ただし、服の趣味や外見を磨く能力は(私の場合)停滞した。これは私が自堕落だったせいだと思う。普通なら上昇するのでは。
セックスも悪くなく、普通に気持ちよかった。ただ、定期的に「もし俺が勃たなくなったらどうする?」と聞かれるのがイヤだった。
あと、「私のどこが好き?」と聞いたら「顔と身体」と即答されるのも微妙だった。
それでもバカ女子大生は彼のことが好きで、結婚したいとか同棲したいとか言ってたんだけど、結局相手が彼女と別れなかったので、就職とともに連絡を絶った。
その後普通に彼氏を作ったけど、別におっさんとの大きな違いは感じない。