2015-02-28

新幹線が出来て、日本サラリーマン幸せになったか

東海道新幹線が出来て、日本サラリーマン幸せになったか

昔は、東京本社人間大阪支社に出張ともなれば、宿泊が前提。

遠路はるばるおこし下さいまして、ということで、一席設けて

軽く飲んだあとは暖かい布団でグッスリ

それがいまや、朝10から夕方5時までの会議を梯子して日帰り出張

当たり前になった。

暖かい布団は窮屈な自由席に、暖かい夕食はワゴン弁当になった。

ルートが出来ても日本人幸せにならないよ。朝6時八王子始発の

リニアにドブネズミ色のスーツを着たサラリーマン鮨詰めになって、

大阪で8時30分から始まる会議資料を轟音が鳴り響く長大トンネルの中で読む。それがCルート


一方、会議を早めに終えて、夕暮れの南アルプスを眺めながら読書しつつ、

諏訪湖畔の夜景を肴にワインを楽しめるのがBルート


諏訪名物腕時計の車内販売でございます。」

「どれ、ひとつ、良夫に土産でも買っていってやるか。」

「やったー、パパ!ありがとう!」

「まあ、あなた!いいんですの?こんな高い物を・・・。」

「なあに、今日は良夫の誕生日じゃないか!土産が買えたのもBルートのお陰だ。」

「何ですの?そのBルートって。」

「いいかい、ここが名古屋、ここの南アルプスを抜けて、ほおらここが諏訪湖・・・

「いやん!くすぐったいですわ、あなたん!やめてください!あっ!あっ!」

「こりゃひとつ、良夫の誕生日プレゼント可愛い弟か妹をこしらえて

やらにゃいかんな。」

「まあ、あなたったらん♪」

これがBルート。.

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