2015-02-14

このままだと、技術についていけそうにないから職場チェンジの罠

技術についていけそうにないから職場チェンジ

 会社が長いこと安定して儲かっている(したがってサラリーも高い)会社に居る人限定の話ですが、その当人が「このままこの職場にいたら、自分で物を作れなくなるので、ヤヴァイ。もっと技術的に元気のある新しい会社チェンジしなければ!」という話を、美談としてよく聞きます。実際、技術的に元気のある新しい会社職場チェンジしたら、しばらく、第一線で物作って活躍できるでしょうね。でも、その後の副作用について誰か書かないのかなぁ?

技術トレンドの変化の波

 技術トレンドの変化の波は誰にもやってきます職場チェンジした会社が、今トレンド技術以外で何か儲けれる仕組みを明確に持たない場合、稼ぎつづけられる事について賞味期限存在します。つまり、第一線にいる会社でも、技術トレンドが変わってしまうと、現在持っている技術既存技術)は、実は社会であまり役に立たないということに気づくかと。きっと、その時は、別の違う新しい会社が、技術の面でも儲けでもNo.1になってしまい、他の会社がとても追いつけない状態に「うっかり」なってしまっている事に気がつきます。この時は、既存技術には商品価値が無いので、いくらその技術に長けているといっても、もはや社会はその技術重要とはみなさなくなるので、当人お金がこなくなります

高年齢化が作用

 だったら、「別の技術トレンドに乗っかっている新しい会社へまた職場チェンジすればいいじゃん!」という話がありますが、人類皆等しく毎年歳をとるので、その人の持つ技術知識如何に関わらず、年齢が理由で急激に転職しにくくなります。つまり、最終的には、技術トレンドに乗れてなくなってしまった会社に居るのに、単に年齢が高いという事が理由で、そこからまったく身動きできないという状況が来ます

いつ稼ぐの?

 職場チェンジして技術トレンドに乗っかれる場合でも、現在職場以上に儲かる明確な見込みがないなら、技術トレンドの変化の波と当人の高年齢化の為に、将来の収入は先細りする状況になります。なので、今安定した企業で楽に稼げているなら、将来どうなろうとも今稼げるだけ稼ぎまくりつつ、なぜそんなにその会社は安定して稼げているのかを中に居ながら研究した方が役に立つのでは?と思います

 長く安定して金儲けができている会社は、他社同様に何度も技術トレンドが変わっている中も収益をあげつづけるという神業が出来ているので、技術トレンドに寄らない、長い目で見て稼ぎつづけることができる何かのノウハウがあるかと。技術どうこうより、稼いでいる仕組みを研究した方が、実はよっぽど食いっぱぐれないのでは?という気がしています明日希望的な収入の目論見より、今の確定した収入を最大化して活用しまくりつつ、長期にわたっての儲けの仕組みを研究するのが、実はかしこいのかなぁ?と思いました。

おわりに

大企業を辞めた非常に優秀な技術系の諸先輩方の多くが、大企業に居た時よりも状況的に不利になっていくのをたまたま見たので、ちょっと書いてみた。

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