この記事は自殺 Advent Calendar 2014の12日目の記事です。
彼女は幼少の頃にロリータコンプレックスの成人男性に強姦されている。
生殖器が未熟な幼女の膣に、成人男性の勃起した陰茎がねじこまれたのだ。
当然膣が裂けるなんて事態で済むはずもなく、
当時彼女が発見されたときは、子宮破裂に加え、下の方の内臓はグチャグチャに損傷しており、
あと一歩遅ければ死んでいたらしい。
一生子供を産むことはできない身体になってしまったし、排泄も人口肛門頼りになってしまった。
強姦時の恐怖から軽度の知的障害を患っており、学校には通っていない。
お世辞にもカワイイとは言えず、いつも毛玉だらけのトレーナーを着ていたが、
面倒見が良いのか、よく他の障害者を手伝っていた。良い子だった。
「普通の女の子らしい事をしてみたかった」と理由を述べる彼女に、
普通の女の子であれば化粧品を買うなら百貨店に行くなりデパートに行くだろう。
だが障害者支援施設で生きてきた彼女の世界にはそんな施設はなく、
彼女なりに化粧品というものを手に入れるために考えた結果出てきたのが、
加えて化粧品に関する知識もないため、それらしいものを手にとった結果が
男性用整髪剤だった。
私は、何の罪もない普通の女の子らしい生活が送れるはずだった彼女を
何度怒りに震えたことかわからない。
そんな彼女だが、8ヶ月ほど前に施設を抜けだして失踪したと聞き、
つい先日、自殺したと聞いた。
何があったかは知りたくもないし、考えたくもない。