規模がそこそこになりたての職人気質の会社だったので、魔法を作る人は重宝されていた。
カースト的には魔法作る人>管理する人>魔法を売る人ってかんじ。
そんな中、ボクがいたチーム(だいたい40人前後)では中堅から若手が1年あたり
平均で3人以上が辞めたり異動するようなところだった。
環境は最悪で、朝8:30始業、会社を出るのが0:30、土日出勤(サービス)みたいな生活を数年してた。
まわりは保身しか考えておらず、少しでも枠から外れることは反対にあい、
その穴はすべて最下層の売る人に押し付けられていた。
そのため、非常にやることが多く日々の業務に忙殺されていた。
魔法を使ってもらうようにするための環境をアシストする人の役割もすれば、書類の手配も行う。
アシスタントなんてどれも名ばかりだったね。
平気でパワハラするわ、責任を部下になすりつけるはで味方になるどころか、一番の敵だった。
職人にはおべっか、お局におべっか、うまく立ち振舞い、自分は悲劇の主人公みたいに語る。
おきゃくさんのごめんなさいにも、逃げるのにね。いつもボクは悪者だった。
チームトップレベルで売上をたててたボクだけど、なぜか贄の羊だった。
当然、社内で信頼がなくなると仕事もしずらくなる。ボクは困った。
相談できる同期や先輩もいなくて、悩んだ。転職したかったけど、活動する暇なんてなかった。
そんななか、ボクに偶然機会がおとずれた。
ボクは会社を手っ取り早く辞めたかったので、ボスが無能だよって会社に教えてあげて、やめた。
当然、メンツを潰されたボスはご立腹のようだったけど、そんなの知るかって感じ。
ボクの後輩は仕事のせいかわからないけど、過労で?タマに支障をきたす病気になってしまった。
不憫におもったけど、おっかなくなった。あの生活をしてたらそうなりうるかもしれないって。
ボクは申し訳ないが短期的な生活より、長期的な人生を優先させてもらうことにする。
”””
追記:少し修正しました。
こんなチラ裏を見てくれてありがとう。小説になにか意味を求めないのと同じで、この文章に意味なんてない。
ボクの文章を読んで不快になった人も多くいるみたいだけど、それはボクのついた、いくつかの大きな嘘によることが原因だと信じたい。