給料が少なくて、休みがない会社をブラック企業と言うみたいだが
若者が会社をやめるのはこういう待遇が悪いのが原因ではないです。
新卒でついた仕事は既存のユーザーをまわる営業でした。いわゆるルート営業。
一応上場企業で狭い業界でならかなりのシェアを持っている会社。
給料は特に高くなかったけど(新卒だから当たり前)、20時には上がれたし休日出勤した記憶もない。
今から思うとそれなりに社会的な常識だったり仕事の進め方は学べたかと思う。
しかし当時はとにかく毎日が辛かった。教育係と上司がくそだったからだ。
とにかく目があったら罵倒する。何でこんなのも知らないんだ?って言われても業界用語なんて知るわけがない。
自分がわからない質問をされると、自分で考えろよ頭悪いなおまえwwwとか言って逃げる。もしくは無視。
あとたまに上司と同行して客のところに行くんだが、なぜか同行してもらったお礼に昼飯とコーヒーをおごらなくてはいけない。
そういうものらしい。しかも同行といっても結局おれだけが客のとこにいって上司は駐車場で寝てるだけ。
もうどうしていいのかわからなかった。3年は勤めないと次の就職に響くらしいからとにかく毎日我慢した。
今は社員10人くらいしかいない零細企業にいます。かっこよく言えばベンチャー企業。
給料も高くないし、日付が変わってから家に帰る毎日で休日出勤もたまにする。
それでもやめたいと思わない。彼らと一緒に仕事ができるのが楽しいからだ。
新卒の頃は毎日会社に行きたくないと思っていた。今は会社に行きたいと思う感覚がある。