この10年で、自分の周りのタバコ絡みの環境が大きく激変していて、今更ながらに驚いた。
一応オフィスは禁煙だったが、応接での打ち合わせや定時後は関係なく吸える。
上司との打ち合わせで、座ると同時にプカプカ始まるなんて当たり前。
喫煙所は屋内の廊下の片隅で、誰かが必ず長居しているせいか、吸殻入れは常時発煙筒と化していた。
出勤時はオフィスのあるフロアに来ると同時に漂う紫煙の匂いで、今日も1日仕事かーと思っていた。
飲み会があるときは、終わったらスーツにファブリーズしてたっけ。
外食では禁煙席にいても、どこからともなく臭ってくる煙で・・・というのがないお店を探すのに一苦労だった。
営業車も勿論ヤニ臭かった。吸殻捨ててないし。
そして、それら全て「非喫煙者の皆さん、大目に見てやってください」という雰囲気だったわけで。
あんまり目くじら立てると「嫌煙厨」呼ばわりされかねないというか。
喫煙所は外もしくは密閉された部屋の中。吸う場所のみならず、喫煙時間も著しく制限されている。
それどころか、誰かがタバコを吸っている光景すらほとんど目に入らないし、タバコの臭いがする場所を探すのが難しいくらい。
元来嫌煙家だった自分が「タバコくっせー」と感じて不快になることなんて皆無なのが当たり前とか、今頃気がついてびっくりしている。
でもラストイニング読んでると喫煙者が減ったことを忘れる