2012-11-08

ライフハック(笑)

久しぶり。決して暇なわけじゃないが少し時間出来たので書くぞ。

この2011年2012年という二年間は日本国にとって大きな転機を迎える二年間であったことにお気づきだろうか?

そう、我々はもう引き返せない所に足を踏み入れてしまったのだ。竹槍装備で戦闘機に立ち向かうがごとく土足で。

ライフハック通称LH)の衰退は一つの象徴的な出来事と言えよう。ちまたには「ライフハック」とは書かれていなくともライフハック以外の何物でも無いような幾分「時代遅れ」な書籍が立ち並ぶ。

ライフハックの一体何が時代遅れなのか?そう思った貴方はやはり確実に時代遅れなのだろう。

第一にライフハックのような小手先のテクニックはもう古い。めまぐるしく変化し多様化しきった時代に求められているのはマニュアルではなく自力で闘う力だ、なんてとっくに知られているはずなのに。

それをよく分かっていない前近代的(俺に言わせれば「モダンでない作法の」)人間がいまだにウロチョロしているのな。

そんな種族と親和性が高いのが愚直な「ロジカルシンキング」や狭視野な「コミュニケーション術」だったりするんだよな。捨てられる女あれば拾う男もありってところかw

第二にライフハック必要とするような、激流時代にあらがって何か事を成そうとするような気概のある任侠の徒が実に少なくなったということだな。

それは何故なのか?これには様々な要因が見てとれるのだけど、一言で言えば元気がないんだよな。もっと直接的に言えば、不健康なの。

健康は思想や精神脆弱性を表わす喩えなんかではなく、実際身体が不健康なの。自分が不健康だということに何年何十年間も気付き得ないほど不健康なの。

そのことに気付く暇もないくらい忙しい世の中であることにも一因があるのだがな。この問題に立ち入ると長くなるからとりあえず「周りに流されるようなロクデナシが増えた」ということで。

この社会現象を「現状に満足しているがために周囲の流れに抵抗せず流れに乗ることのできる人間が増えた」と好意的に解釈する向きもあるようだが、

それは窮地に陥った時に自力で臨機応変に太刀打ちできて初めてそのように断言して良いものだと思うんだよな。

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