産婦人科で看護師として働いている嫁からの伝聞なので、所々違うかも知れませんが、話の筋はあってるはずです。
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病院の玄関前に高級車がとまる。
中からは化粧をバッチリきめ、長い爪にネイルをたくさん盛り、デコりまくったケータイでなにやら話しながら降りてくる女性。
玄関を抜けそのまま受付へと来る女性。
「なんか~、できちゃったみたいでぇ~、育てらんないし、堕ろしたいんだけどぉ?」
唖然とする受付担当。モードを切り替え、事務処理だけに徹する。
診察室に呼ばれても、女性の態度は変わることが無く、幾度となく新しい命を取り上げてきた産科医も、イライラを隠しきれない様子。
それほどまでに自覚がなく、堕ろすことに対する罪悪感など無いように思える。
「では、来週のこの日に処置をします。自己都合ですので25万円の前払いです。払えない場合は堕ろせませんのでご理解ください。」
「はぁい。」
(生活保護を受けていて、25万円なんて大金あるわけ無い。しっかり産んで育てて、少し態度を改めたら?)と、医師の隣で話を聞いていた嫁は思ったそうだ。
ところが、そうはならなかった。
「やっぱりか。」
何の用件なのか、先生は分かっているらしい。
「大変申し訳ないのですが、堕ろす事由を、自己都合ではなく、流産処置という形に変えてはいただけないでしょうか。」
(はあ!?)
何を言っているんだ、明らかに自己都合だ。流産などでは決して無い。どう考えたって医師も断るに決まっている。
「・・・分かりました。」
(えぇ!?どうなってるの?)
後で調べて合点がいった。自己都合だろうと、流産処置だろうと、彼女の負担は0なのだ。
ただ、流産処置の場合は、保険適用となるので、お金の出所が変わってくるし、金額も抑えられる。
だから、市役所の担当はわざわざ菓子折をもって、直々にお願いをしに来たのだ。
いずれにしたって、税金なのに。
そして、彼女のカルテを見てもう一つ分かったこと。
「え・・・」
同じ記載が、これで5回目なのだ。ここ2年で5回も処置をしている。
巧妙に生活保護を受けつつ、貢がせている訳だ。
そして、いくら小さな命を宿そうとも、彼女は堕ろすわけである。
税金で。
きっと、また数ヶ月後に彼女はやってくるだろう。
そう思うと、何のための生活保護なのか、分からなくなってくる。
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極端な例ですが、これ、どうにかして止められないのでしょうか。
風俗の姉さんとその元締めヤクザなら、よくありそうな話。 ヤクザがらみだとすれば、黒い金は表に出てこないから、役所で収入の有る無しが把握しにくいし、税務署も動きづらい。 ヤ...
そういう人だったら元々かかりつけ病院があるもんでないの? そういう病院で働いている「嫁」がそれを全く知らないってのはおかしくね?雇われたばかりなの? それに今時堕ろすだけ...