はてなキーワード: 社会的な常識とは
妻と結婚して3年以上過ぎた。
私たちは中学の同級生である。高校時代から付き合い、途中別れることもなく結婚した。そういう経緯であるから、私たちはお互いをよく知っているものだと思っていた。
結婚前に義母には「うちの娘は全く掃除ができません。それでもいいですか?」と言われていた。そうはいっても、いわゆる「しつけ」のちゃんとした家庭であったから「全く掃除ができません」は謙遜だと思っていた。たしかに結婚前に妻の実家の部屋に行ったときは荷物が雑然と置かれていた。しかし、だからといって「全く掃除ができない」という事はないだろうと思っていた。彼女は高校時代から自分のお弁当は自分で作っていたし、字も綺麗であったし、ノートも整理されていたから、「全く掃除ができない」は冗談だと思っていた。
本当に掃除ができない。正確に言うなら、「物が捨てられない」。
私はその事実に気がつくまで、「物が捨てられない」人は2パターンに分けられると思っていた。「ケチ」と「優柔不断」である。ところが妻はどちらにもあてはまらない第3のパターンだった。
「物を捨てるという概念がそもそもない、あるいは異常に希薄化されている」のである。
具体的にいえば、ゴミをゴミ箱に捨てるということすら、彼女にとっては努力が必要な行為である。自分が鼻をかんだティッシュをそのまま床に置く。使用済みの生理用品もなぜか、床に落ちている。
もちろん全くゴミをゴミ箱に捨てないわけではないが、例えば、ゴミ箱がいっぱいになっていたとする。そこにゴミを捨てたら、ゴミ箱がいっぱいだから当然あふれるわけだが、そうしてあふれたゴミが周囲に散らばっても気にしないで、そのまま放置する。ゴミ箱のゴミ袋を交換するのは、いつも私であるが、必ずゴミ箱周辺のゴミを片付けなければならない。
このように「物が捨てられない」がために、掃除ができないのである。それ以外のことはできる。食器を洗うことはできる。食器を食器棚に戻すこともできる。それなのに、それなのに、納豆のケースとあの小さなビニールは流しにそのままだったりする。
これは学習障害のような、あるひとつのことが困難であるような障害なのだろうか?と思ったものである。何度注意しても、ゴミは床にそのまま放置しているし、使用したツナ缶を洗ったまま、流しに放置する。
同居人としては、不思議で仕方ない。なぜ「物が捨てられない」のだろうか。なぜ、ゴミをゴミ箱に入れるということすらままならないのだろうか。
私は注意深く妻を観察した。
そして気がついたのは、妻の実家では、鼻をかんだりするときに、義父がゴミ箱を持ってくるか、義父がゴミを受け取ってゴミ箱に捨てているということだ。流しのゴミも義父が集めて、家の外のゴミ箱に持って行っている。
これで納得した。妻の実家では女は何も捨てないのだ。捨てるべきものは男が回収し、男が責任をもって捨てるものなのだ。そのように育ってきたわけだから、私の家では、私がその役目をやるのが妻にとっての普通なのである。常識としてゴミをゴミ箱に捨てるということを妻は知らないわけではない。ただ、それはあくまで社会的な常識であって、家の中での習慣ではないのだ。
おそらく妻はこのことに気がついていないし、私もそれを言うことは、妻の育ちを否定することになるので言わない。少しずつ軌道修正を行うのみである。
私も、蛍光灯やテレビをつけっぱなしにするという癖がある。これは実父も同じである。この癖があるのは私の実家の中では、父と私の二人だけである。母はもちろんのこと、二人いる兄弟にもこの癖はない。
以前、そのことについて母から「あなたたち二人は若い頃から一人暮らしをしていた。きっと寂しいから自然といろんなものをつけっぱなしにする癖がついたんだと思う」と言われたことがある。納得的な説明だった。
今では、自分のつけっぱなしの癖も相当改善されたので、妻の「物が捨てられない」も、時間をかければ改善できると思う。
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どうも。
http://anond.hatelabo.jp/20091121190006
そもそも、id:buyobuyoが本当に悪質な派遣会社の経営者だったか、確かな証拠は何もない。憶測でしかないし、その薄弱な根拠は2ちゃんのヲチスレで日ごろから「はてサ」叩きにうつつを抜かしている悪質な匿名の中傷者の書き込みでしかない。
その状態で、かくも被害者意識丸出しのエントリーが増田に書かれたわけだが、このエントリー自体が、buyobuyo叩きのための印象操作ではないかということは容易に疑える。なぜなら、あの文章にはbuyobuyoを叩きたい陣営にとって都合がいい情報しか引用されていない。逆の情報もあるはずではないか。
それを探そうともせず、「解雇された派遣」の愚痴に耳を傾けるブックマーカーたちは、人がよすぎないか。もう一度自分たちの見識を見直し、冷静になるべきだ。
もし仮にbuyobuyoがその会社の経営者だったとしても、彼の発言への評価とは切り離されて考えるべきだし、彼にも何かの事情があったのかもしれない。なぜそれを慮ることができないのか?彼を悪と決め付けてはいけない。
当の「解雇された派遣」が本当に解雇された派遣社員なのか、あの文章からは到底そうは思えない。もし実際にそうであるとしても、感情的な文章であり、社会的な常識の欠如を疑わせる。信用すべき書き手では絶対にないだろう。2ちゃんのネトウヨがなりすましているに違いない。
誘導され、踊らされたブックマーカーの中で、ただひとり、id:kyo_ju氏だけは冷静で、その可能性を指摘している。氏はフェアな感覚を持っていると思う。kyo_ju氏に敬意を表したい。
確かにbuyobuyoは、少し口が悪いところがあったかも知れない。きっと彼はそれを反省しているだろう。それをはてなーたちが皆で信じる、そのことがいま大事ではないのだろうか。悪意のプロパガンダに踊らされている人たちに、正気を取り戻すように言いたい。