2023-12-22

原付一種消滅するしかない理由

1. 電動アシスト自転車と電動キックボードの普及

正直言って、電動アシスト自転車と電動キックボードによって、原付一種に求められてきた日常的な用途はほぼ代替できる。

そもそも原付とは、自転車原動機を取り付けるホンダカブから始まったものだ。自転車でよかったのだ。

日常の利用であれば電動アシスト自転車で十分だし、原動機必要用途も電動キックボード代表される特定小型原付で事足りてしまう。

より速度が出したいならば、免許を受けて原付二種以上の車両に乗ればよい。

2. メーカー車両生産を維持できない

知っての通り、日本しか走れない50ccの原付一種を作る体力はもはやメーカーにはない。

そもそも需要が減っている上に、年々規制強化される排ガス規制対応したエンジンを開発していくことができない。

また、規制への対応してもコスト本体価格に跳ね返り続けている。現在原付一種は気軽に買える価格ではない。

生き残れるとしたら、郵政需要があるスーパーカブくらいではないかと思うが、これも原付一種に留まる理由特にないと思う。

普通二輪免許があれば原付二種モデルでよいし、免許がなければEVカブ特定小型原付とする方がよい。

車両が残る目があるとすれば、海外輸入の電動キックボード原付一種の規格として扱われるくらいじゃないかな。

それらも免許不要特定小型原付ダウンサイジングするか、運転やすい小型二輪にアップサイジングしたほうが売りやすいよね。

現に、多くのモデル特定小型原付に切り替わっている。

3. 道路行政上自転車キックボード以上にどうしようもない存在になっている

原付一種よりより手軽な足である自転車に対しては、自転車専用通行帯の整備が行われている。これは実際よいアイディアだと思う。

実は、特定小型原付になる電動キックボード自動車専用通行帯が通行可である

これら二車種はエコ観点などで行政的にも推進されていくので、今後の道路整備により、もっと車道を走りやすくなっていくだろう。

現状の路上駐車いか迷惑かも自転車乗りたちのおかげで明確になり、社会問題化するところである

そんな中で、原付一種自動車専用通行帯を走ることができない。自転車専用通行帯でない車線の中の左端を走る必要がある。

そこは、自転車・電動キックボードと、原付二種・自動二輪自動車のはざまでもっと危険不安定場所だ。

だが滅びゆく車種のために割かれる予算はない。原付一種のための道路整備は今後もされていかないだろう。

30キロ制限が~とか2段階右折が~とかい規制に関する指摘はまったく本質的ではない。

自転車特定小型原付は常に2段階右折だし、特定小型原付20キロ制限だが、これから存在し続けるし道路行政上配慮が進められている。

ただただ、原付一種はすでに役割を終えており、このまま緩やかに滅びるしかないだけなのだ

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