2023-11-10

ゴジラ-1.0のドラマパート酷すぎない?

ドラマ怪獣=7:3 序盤に至っては9:1ぐらいなのに酷い

今までのシリーズもピン・キリだったと言えばそうなんだが、ドラマが酷い時は怪獣パート比重高めてたから耐えられた。

でも今回は怪獣パート少なめでドラマパートメインなのにドラマパートが酷いからもう目に余る。

時代背景を無視して超現代人的価値観で語りまくる登場人物、致命的に語彙力のないセリフ挙げ句重要な場面ではついに全ての語彙を失い泣き崩れる始末。

とにかく総じてセリフが安っぽくて説明的。

せめて「説明的ではあるが芝居がかった面白みがある」「リアル言葉キャッチボールで芝居臭さがない」とかにして欲しい。

芝居臭くて、表現陳腐で、説明的で、戦後舞台とは思えないような喋り方をしてくるってのはもうマジでしんどかった。

とにかくドラマパートの大部分がカメラを止めるな初見の前半ばりにしんどい。

なんとか我慢できるのは学者と艇長の演技ぐらいで、他はもう演技指導が悪いのか役者が悪いのか、そもそも脚本がしんどすぎて読んでる側も「こんなんどう演技してもゴミみたいなドラマパートしかならんわ」とあきらムードなのか、とにかくキツかった。

怪獣映画における人間パートなんてホラー映画における退屈な恋愛シーンみたいなただのツナギの前フリでしかないと言えばそうなのかもだが、それにしたって全体の比重デカすぎる。

特に初代とは雲泥の差

あとなまじ初代を思わせるせいで初代と比較してしまう。

とにかく登場人物が全体的に幼く、その中でも主人公がぶっちぎりで子供っぽいのがしんどい

そんな主人公特攻ヒューマニズムの折り合いをつけた道を探る物語として全てが構築されているのは分かるが、そこまで一人の兵士フォーカスしてしまったらもうそれはゴジラじゃなくてエヴァンゲリオンだ。

たとえばこれが庵野が作ったシン・ゴジラ-1.0だったら「はいまたいつものヤツ。コイツはほんま……」で終わるんだが、なまじ別の人間がやっているだけに諦めきれねえ。

一人の人間に向かって運命収束しすぎていることのおかしさに気づいて止められる人は誰も居なかったのかよ……。

まあそれでも、台詞回しの表現力がもっとずっとマシだったらそれなりに形になったのかも。

子供でも分かるようにを意識しすぎたのかペラペラ台詞回しに加えて碇シンジ型の物語構造という組み合わせが、まるで子供向けの冒険ファンタジーを見せられているような気分にさせられてしまう。

ゴジラはよかったよ。

でもドラマは酷かったと思う。

マジで

これを高評価してるしてる人はどうやってこのドラマの酷さを乗り越えたのか教えてくれ。

「加点式で評価してるからゴジラがオッケーならそれでいいんだ」って感じとは思えないのに高評価してる人がたまにいるのマジで気になる。

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