2023-10-05

昔会ったことがある男の子

貞操観念について最近考える事があって、昔会った事がある人の事を思い出した。

数十年前、某巨大掲示板でよく話をしていたグループのひとりが近所に住んでいることが分かり、ご飯でもという事になった。

こちらは20代後半女で、向こうは多分20代中頃の男子

別に下心も何もなく、暇だったのだった。

ご飯食べてカラオケ行って、じゃあまたねーと帰って来たのだが。

上目遣いでやけに距離が近いなーとは思っていた。

痩せててロン毛で細面で、か細い声をしてなよなよしたバンドマン風の男の子だった。

いや、実際バンドボーカルをやっていたんだったか。詳細は忘れた。

中高生を含むあらゆる世代女性を引っかけて、仕事はせず、

キャーキャー言われたり手を出したり世話になったりしてフラフラ暮らしている事を

悪びれもせず話してて、こちらも「ふーん」と聞いていた。

何度か会ううちに「そっちがそうしたいなら別にやっても良いんだよ...?」的な波風に気づいたが

全く興味が無いどころか、なんとはなしに可哀想気持ちになっていた。

それは悪意ではなく、多分彼なりの友情の示し方であり、おもてなしであり、他に差し出すものがないようにも感じられた。

中学生みたいな自己憐憫自己嫌悪自己顕示欲ナルシシズム

セックスまみれで怠惰で、消毒液と安いコロンみたいな匂いがするラブホテルみたい。

女の子ではたまに見かけるけど、男の子でもこういう人はいるんだなあ。

彼にとってはそういう風にしか生きられない時期だったのかもしれない。

なんでこんなことを思い出したのか分からない。

たまたま最近世界中のあちこちに何人も女性キープしているような、テストステロン過多な白人の50代男性数人と話す機会があったからかもしれない。

彼らにとってはセックス食事した後にバーに行って友達と一杯飲むのと大して変わらないノリなのであった。

ただの日本会社員である自分とはあまりにも別世界過ぎて話が全くかみ合わず話している分には面白い

そういえば昔会ったあの男の子はまだ生きてるんだろうかと思ってしまったのだった。

彼も相当な歳になっていると思うが、あれから何処かで好きな人とでも出会って、何とか幸せ暮らしてると良いなと思いました。

  • 内容と関係なくて恐縮ですが 波風じゃなくて秋波(しゅうは)って無意識に言おうとして出なかったんだろ

  • 年頃の、しかも年上の女がサシで会ってくれるなんて、そんなのセックス期待するに決まってんだろ 男のこと何も知らねーんだなお前 そんな歳になって

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