2023-02-10

人件費が高すぎて国際競争に勝てない」言説は本当に強かったのか

とにかく賃金が低迷している日本

「かつては財界が『人件費が高すぎて国際競争に勝てない』キャンペーンをしていた」という意見があり、一応その記憶自分にもあるけど、そんな言説が本当に強かったのかどうか、あらためて確かめたくてTwitter検索してみた。

結論から言うと、2010年前後ぐらいまでは割と普通・主流の意見で、一部のネット経済オタクがそれに反論している感じだった。しかし、アベノミクスの名の下にインフレ賃上げの好循環を掲げた第二次安倍政権以降は、明らかに少なくなっている。安倍政権は、なんだかんだまともではあったと思う。


製品の原価を考えた場合原材料費+人件費+生産必要エネルギーなど となります原材料費はほぼ世界共通となりますので、人件費付加価値部分の価格問題となります人件費は円で支払われますので、海外から見た場合、割高となり、これが企業国内生産を苦しめます。(競争力低下)

https://twitter.com/daitojimari/status/21481920628

ちょっと意見が違うな。国際競争力が外的要因で落ちているのに給与が上がり続けたわけで、人件費比率が下がったのは正常化に向かってるということでは。今、この場に具体的な数字を持っていないけど。企業に金を使えとも言ってません

https://twitter.com/rokuzouhonda/status/18632772079845376

グローバル化の名のもとに、ある意味国境なき価格競争が起きていますからね。海外の安い産品と人件費との競争さらされ、平均化が進む。これまでは、自由主義が幅を効かせてきましたが、世界先進国障壁を設け始めている。

https://twitter.com/daitojimari/status/21993083792

中国生産拠点の移動には色々なご意見いただきました。中には海外に求めず国内にとの意見もありましたが、国内では人件費が高く国際競争に負けてしまますね、残念ですが・。

https://twitter.com/OshimaKoji/status/26429228507

総務省タスクフォースで。ICT産業、主要16社での売上高販売管理費比率日本企業は50%。その他地域は30%。人件費欧州系の二倍、その他地域の六倍。国際競争力向上の壁は高い。

https://twitter.com/satoshi_shima/status/8493233482

茂木議員日本企業再編が進まない」→平沼室長産業再編の最大の問題点は余剰が発生する人材をどうするか。賃金が下がる。賃金消失を誰が補償するか?新日鉄自分がやった。国際競争回復で一番企業負担が大きいのは余剰人員賃金負担

https://twitter.com/SekoHiroshige/status/10594849547

こないだJAL根本問題BLOGにUPしましたが、 国際的日本人の賃金相対的に割高になって航空運賃コストを圧迫し国際競争力が落ちてゆく構図は、当然にANAにも同じことが言える。

https://twitter.com/mazyoshi/status/8106923681

最低賃金1,000円。これ、日本国際競争力を大きく損なうように思う。

https://twitter.com/naganagaatsu/status/3280838728

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