2021-08-08

海外で食ったうまいメシ

アメリカニューヨーク

移民っぽい人がやってるシリア料理屋の、ケバブっぽい何か

 ジプシーグリルっつう店に行き、日本人のガキが一人で来る場所じゃなさそうな雰囲気にたじろぎつつ、震え声でなんとか注文した

 ビーフは高かったかチキンにした、みたいな記憶はあるんだが、料理名を覚えてない なんかケバブ的な雰囲気の、野菜と肉が包まれものだった

 雰囲気が完全にアウェーだったので、当然テイク・アウェー選択 アルミ箔に包まれた、あたたかく、ずっしりした、正体不明料理リュックしまってホテルまで帰った

 料理はうまかった わりと酸味があって、食ったことないエスニックな風味で、熱でクタっとしたキャベツか何かの食感と、そんなに存在感のない鶏肉 総合して実際よくわからん感じではあるんだが、うまくはあった

 たしか旅行中2回行った

スーパーで買ったハーゲンダッツ(400ml)

 ウォルマートじゃなかったんだが、アメリカスーパーに行きてえ!と思って、手近なところに行ってみた

 いろいろ見ながら、海外ハーゲンダッツが安いって話を思い出し、アイスコーナーを見てみると、確かにバカかいハーゲンダッツが3.15$とかで売っていた

 クッキーアンドクリーム味を買った あとハリボーと、肌寒かったのでXLサイズパーカー(10$)も買った

 ここでそうびしていくかい?なんて心中でとなえつつ、店を出たところでバカかいパーカーを着てみて、ホテルに戻った

 ハーゲンダッツはうまかった やや大味な気もしたが、たぶん気のせいで、ハーゲンダッツハーゲンダッツだった

 ハーゲンダッツだけを食って腹を満たしたのはあれが初めてだったし、たぶん今後もあんな機会はないだろうな

イタリアローマ

ケバボーン

 適当に取った安い宿(アパートメント?)が、思ったよりも郊外って感じのところにあって、着いたのが遅かったからすっかり暗くなってしまっていたのもあり、食いに出るのがややめんどくさかった 怖くもあった

 グーグルマップを眺めてみると、徒歩5分くらいのところに評判のいいケバブ屋があるみたいだったので、そこに行くことにした

 ケバボーンという店で、そんなに人通りの多いとこにあるわけでもないのに、店内は盛況だった

 ジェラート屋あるいはおでん屋みたいな感じで、ガラスウィンドウの向こうにいろいろな具材が区切られて並んでいて、それを適宜包んでケバブとして提供しているようだった

 ラップケバブを頼むと、移民っぽい店員おっちゃんが「具はどうする?」的なニュアンスのことを言ってきたが、具を見てもそれがなんなのかまずわからないし、わかったとしてもそれをイタリア語とか英語表現することは俺には無理だった

 ディ…ディスワン!的なことを言って乗り切ったのか、リコメンド!とか言って乗り切ったのか、時間切れで適当に盛られたのか、正直覚えていない すごい冷や汗をかい記憶けがある

 ドリンクセットがどうこう、みたいな話もあり、多分冷蔵庫の中のドリンクを一本勝手に持っていっていいぞ、的な話だったので、そうした これもかなりの冷や汗ものだった

 総合して、かなりコミュニケーションに難があった 俺のコミュニケーションに……

 店を出てから宿に戻るまで地面しか見られなくなるくらいに気落ちしたが、宿でケバブを開けてみると、すっかり元気になった

 デカかったし、うまかった 

 そもそもケバブは大概うまいが、そういう通りいっぺんのうまさじゃなく、ケバブとしてもかなりうまいという感じがあった

 ローストされたパプリカ?炒めタマネギ?よくわからないが、そういう、柔らかくて甘い野菜のものと、生野菜と、肉と、ソース ハーモニーだった

 そんでデカかった 一食で食べきるにはデカすぎて、翌日の朝に回したくらいだった

 付け合わせについてきたポテトは、ややギトギトしている上に、しょっぱかった しかし、それも愛嬌と思えるくらいにケバブ本体がうまかった

カルボナーラ

 昼メシ、リストランテって感じの店に行って、カルボナーラを頼んだ

 水を頼むとき、ただアックアと言ったら炭酸水がくるぞ、と誰かが言っていたことを、ボトルに入ってやってきた水を注いでから思い出した

 カルボナーラは思っていたのと違った

 まず、ペンネだった

 超アルデンテのペンネだった 硬いと言ってもいいくらいだった

 そして、基本的な味付けがわりと薄かった

 ところどころに入っているパンチェッタは逆にめちゃくちゃ塩辛かった

 それぞれの要素だけを抽出すると破滅待ったなしなのに、あわせて食うとなぜか悪くなかった

 食えば食うほどうまくなる感じがした

 というか、食い終わってからうまくなるというべきかもしれない 思い出として戦う感じの料理だった

 忘れられないだろうな

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