2017-06-05

[] #26-3「オサカレビュー

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あらすじ

さて、いよいよ本編について語っていきたい。

あらすじは、こうだ。

何の変哲もない田舎町。

そこで、いまいちパっとしない毎日を送る主人公

しかし、パンデミックが発生。

主人公同級生、道中で出くわす仲間たちと共に、ゾンビの襲撃から逃げ延びようと奮闘する。

CMPVなどで分かってはいたが、本作はテンプレ通りのゾンビサバイバルものである

立てこもる舞台の一つにショッピングモールがあるし、ゾンビはゆったりと動く、いわゆる口〆口タイプだ。

もしも「ゾンビサバイバルとは」という授業があったとしよう。

不器用先生教科書に載っていることを黒板にそのまま書いていき、そして不器用な生徒がそれをそのままノートに書き写す。

例えるなら、この映画はそういったものだ。

主な登場人物役割、展開、ストーリー

どれをとってもテンプレすぎて、逆にここまでゴテゴテなものを、このご時世に見れたことを感謝したいレベルである

もちろん、これをパクりだなんて言うつもりはない。

お約束鉄板踏襲……どう表現すべきかは各々で判断すればいいが。

期待と予想は紙一重といわれるが、まるで自分はそれを試されているようだった。

それでも自分に正直になって語っていくならば、ややウンザリしていたというのが本音である

お約束鉄板踏襲、どう取り繕ったところで、同じことはやればやるほどツマラなくなる側面があることは事実で、自分のような人間が見ても前時代的なものを垂れ流されている印象は拭えない。

結局、そういう印象を拭いきるならば既存作品群よりどこかが優れているか、何らかの差別化が成されていなければならない。

この時代ならではの表現を駆使したり、特殊効果などを高クオリティ提供してくれていたならばまだしも、今日び可もなく不可もない出来に満足はできない。

その点で、ゾンビサバイバルを見慣れていない女子などの若者ターゲットに、前面に宣伝していることは正解といっていいのかもしれない。

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