2016-12-09

インターネット平和ボケ

昔はインターネット情報なんて本当の事半分、デタラメ半分だったような気がする。

ひろゆき氏の有名な画像で「嘘を嘘と見抜ける人でなければ難しい」とある。これは真だ。

WELQは、上場している企業が行っているから信じてしまうのは仕方がないかもしれない。

だがしかしあるある大辞典で信用できるはずのメディアにも騙される事をわかっているはずだ。

自分語りが入るが自分語り気持ち良いらしいので自分語りをする。

自分中学生の時の話だが、インターネットは魅惑への入り口であった。有名なコピペで「ようこそアンダーグラウンドへ」というのがある。それに近いぐらい魅惑の世界だった。

中学生であれば誰もがエロを夢見る。pixivエロ絵を定期的に流してくれるTwitterなんてないし、Xvideosもない。

エロ絵を掲載している個人サイトを探すか、どこかの掲示板エロ画像が貼られるのを待つぐらいだ。萌駅というサイト発見した時はまさに新大陸発見した気分だった。

エロを取得するためにいろんなサイトを回った。検索の仕方もわからない無垢自分独自理論から「半角二次元板は収集率が良い」と判断して張り付いていた。

著作権も知らない雛鳥のような自分毎日毎日張り付いて餌を待つ。それは親鳥(エロ画像を貼ってくる人)に全幅の信頼を置いていたからだ。

ある日、雛鳥のような自分はいものようにエロ画像を待っていた。そこにURLが投下される。専ブラなんてない時代だ、餌に飢えている雛鳥は即アクセスするにきまっている。

その後なにが起こったのかは語るまでもない。気がつけばタスクキルしようが再起動しようがデスクトップに表示される「3万円払わないと消えません」という広告

自分だけは大丈夫アンダーグラウンドの住人の自分はひっかからない。そう思っていたのだ。

その後、システム復元という禁じ手を知り直したものの、こういう事が1ヶ月に4回あった。週一でウイルスだ。

流石に学んだ。それ以降は「アドレスの末尾が.jpgや.png以外は開いてはならない」事を知り、そこからjpgとはなにか、pngとはなにか、よく見る.zipとは?.htmlとは?となし崩し的にいろいろ知っていくことになる。ちなみに偽装拡張子に騙されるのはまた後の話。

そういう経験があったからこそ、基本的インターネットは疑いから始まる事を学んだ。

だが、今の時代インターネットに騙されることが少なすぎるのだ。ネット情報デマがあることは頭では知っているが、騙される経験が少なすぎるために自分大丈夫という自信がつく。

虚構新聞が一時期問題になった。名前虚構と入っていて、サイトの下部にもフィクションと書いてある。虚構新聞運営者には人を騙すというつもりは全く無いのになぜか騙される人が続出した。インターネットでは餌の付いてないしか電球で装飾されたような釣り針でも引っかかる魚がいるのだ。

本当に鍛えるべきはネットリテラシーである。もちろん、WELQのようなサイトは正常な運営を目指すべきではあるが、こちらとしても自衛手段必要なのだ

ウォーリーを探していたらいきなりびっくり画像になるフラッシュえっちサムネイルをみてクリックしたらスプラッターだった昔のニコニコ動画

もうない。あまりにもインターネット安全すぎる。言ってしまえばインターネット平和ボケである

自分たちが利用しているこのインターネットが、いかに容易く嘘を書けるかを考えてデマ耐性をつけるべきだ。

ちなみに、この日記にも一部嘘を混ぜた。月に4回ウイルスといったが、週に4回だ。こういう小さなことからデマ耐性をつけていってほしい。

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