シン・ゴジラを中国人の友達、28歳♂(日本の大学で学位取得後、仕事も日本で見つけて働いている)と一緒に見に行った。
俺にとっては2回目の鑑賞、彼にとっては初見だったが、めちゃくちゃはまったらしく、結局、もう一回みることに。
その後、お茶しながら、彼がいろいろと感想を語ってくれたのだが、興味深かったので書き残しておく。
(※彼の承諾はうけています)
1. ゴジラ怖すぎ、強すぎ
レジェンダリー版のゴジラは見たことがあるという友人。あらゆる武器がほぼ無効なシン・ゴジラに絶望感しか感じなかったとのこと。
(個人的には、レジェンダリー版の方が防御力最強のような気もするが。ま、撃ってみなければ分からないが)
2. けど、日本語早すぎて聞き取れない箇所多数
1回目の鑑賞では流れを追うことも出来なかったぽい。ヘリコプターのシーンの意味が分かったのは2回目で、ようやくありえないことが起こっていることがわかったとのこと。
あんなシーン、中国では作れるはずがないし、たぶんハリウッドでもなさそう。やはり日本人はどこかおかしいとのこと。
自衛隊の士気の高さ、統率の取れ方、精確な攻撃に驚いたとのこと。おそらく建国期・朝鮮戦争辺りの中国も、少なくとも士気の高さでは日本には劣らないはずだが、
それ以外の点では劣る要素しかないのではと思った。というより、映画で思ったのは、もし上海とかにゴジラがやってきたらどうなるかということ。
自衛隊なら映画と同じように守ってくれそうだが、たぶん、中国ではそう上手くいかない。そして、なによりも、アメリカとか他国が助けてくれない。
この点に打ちひしがれたとのこと
はじめの長ったらしい閣議と後手後手の対応は日本人も風刺をするのだなと思ったが、それがそのうちに無くなり、洗練され挙国一致になる様は驚かされたとのこと。
政治家の権力争いも特に無く、住民も素直に誘導に従っている。非常事態に際して、なぜ政府を信頼し続けられるのか。欧米・日本の映画で空気のように当たり前に描かれる
シン・ゴジラは、東京が破壊されるので、一見、中国政府好みのようだが、公開を許すと徐々に反体制派の聖典的な扱いになりかねないのではとのこと。
幸いシン・ゴジラは、かなり暴力的なので当局はそれを理由に上映禁止にできるので、たぶんそうしたほうがいいんじゃないかとも言っていた。
その他、石原さとみが上院議員の娘なのに柄悪すぎて笑ったとか、次の首都は福岡なのか?とかも話にあがった。
なんか、僕が知らないだけでいろいろと間違っていることも多いような気もするけど、知日派のお隣の外国人の感想のひとつとしては面白いのかなと思って書かせていただきました。