ここ10年ほど、というかネットに触れるようになってからずっと、エロに触れる毎日だった。ポルノ中毒だった。
ドーパミンが出る行為の特徴らしく、次から次とより大きな刺激が欲しくてエロ収集に明け暮れていた。
オナネタを探し続けて(でも結局オナニーもせずに一日が過ぎるが)大学受験も浪人したし、大学も留年した。
さすがに仕事には遅刻したり無断欠勤はしていないが、いつも寝不足でパフォーマンスは最悪だった。
AVを見るのをやめたい。エロ画像を探すのをやめたい。色々エロに関わる行為をやめたい。
少なくとも延々とエロ動画や画像を探し続ける癖を何とかしたいと思っていた。
去年、風俗にハマった時期があり、このときはさすがにポルノ中毒が弱まった気がしたが、
今度はシティヘブンやら爆サイやらを常に覗いていないと落ち着かなくなり、金もどんどん溶けていった。
そこで今年は風俗に距離を置くことに決めたが、するとまたポルノ収集癖が復活。
もうどうしたらいんだ。このままポルノに人生を費やして時間を失って死ぬのか、と思い悩んでいた。情けないことだが。
ところが、偶然とあるアイドルのMVをYoutubeで目にして、気に入ったのでリピートして何回も見続けていた。
すると、その間はまったくエロ動画を探したい欲求が起こらなかった。
おかしいと思って、同じ曲を動画なしで聴き続けてみた。同様に欲求が起こらなかった。
そこでふと、気に入った女性声優(新谷良子だ)の歌を延々とループして聞いていた頃だけは、
ポルノを見たいという気持ちが起きなかった記憶が思い出された。その後にエロ同人誌の存在を知って、声優への感心を失ったことも思い出された。
その記憶から、感覚的に自分の本質的な欲求が理解できた。自分は「女」を感じさせるものに触れていただけだったのだ。
自慰のための材料を探すというは、その欲求を満たすための表面的な理由に過ぎなかったのだ。
つまり、アイドルの歌で女性の甲高い声を聞くだけで、欲求のほとんどが満たされる程度の性癖だったのだ。
奇妙な表現をすれば、心の中が「キュンキュン」するものに接しているだけで十分だった。
風俗にハマったときも、行為よりも会話しているときの方が楽しかった。
ちなみに、自分はそのアイドルグループが好きなわけでもないし、曲を聞く以上に何か費やすつもりはない。
アイドルのコンサートに行くようなフットワークの軽さ興味もなく、曲自体はYoutubeで無料で聞き続ける事ができるものだ。
ようするに、曲を聞く以上の何かをする気は全く起きていない。
自分でもとても不思議だが、以前にもポルノ収集するときはモニタの前から離れることはなかったので、ある意味自然でもある。
自分はそのアイドルが好きなのではなく、女性の声を聞きたいだけだからだ。
そのようにして、ポルノから距離を置く生活が1ヶ月ほど続いている。
7月くらいからクソ忙しくなったのでネットを見る暇がなくなった。 なのでせめて集めてたやつだけでも貼っておこうと思う。 短めのやつ ■もしも家の近くに保育園が出来たら anond:2016...