ふと思いついたんで増田にでも。
戦中戦後の記憶のある人のブログみたいなの読んでたんですよ。えらいおもしろかった。自分が生まれる以前の記憶を持ってる人の話ってだいたいおもしろい。ああそうか、じゃあ俺が書く自分史みたいなのも意味あんのかなーと思ったんですけど、当年とって40歳なかばくらいの俺ってあんまり書くべきトピックないんすよね。子供時代に飢えるほど腹減った記憶もないし、自動車がなくて隣の町まで歩いたわけでもないし。せいぜいがとこ、子供時代にまだお祭とかに見世物小屋あったよなーとか、子供のころに横浜駅あたりでも傷痍軍人が戦争反対とかいいながら乞食やってたよなーとかそれくらいで。
でもそれってその前の時代からあったことなわけで、いまさら俺の世代が書くべきようなことでもない。
で、この世代のトピックってなんだろって思ったときに、通信手段の変化なんすよな。具体的にはインターネット以前と以後。あとケータイ以前以後、ポケベル以前以後。この変化を如実に経験してきてる層で、全部に関わってきてるのもやっぱこの世代だと思うのですよ。
なるほどなーそれだったら俺にも書く意味あるなーと思ったんですけど、ひとつ問題が。俺、交友関係でポケベルとかケータイとか必要だった記憶まったくない。友だちいなかったので。
個人史的なもので、トピックが通信手段の変遷ってことになると、やっぱりコミュニケーションとの関係が不可欠な視点になると思われるわけです。この流れって要は通信手段のプライベート化だし、それが極まったところからの、個人が直接インフラを通じて全世界につながりうるっつー、なんつーの、そのグローバル化みたいなもんじゃないですか。俺は世代的にはその全部を経験してるはずで、いま現在もインターネットに存在しつつ、んじゃ仕事でバイトとの連絡に使うためにLINEでも始めますわーしゃーないみたいな感じなんですけど、でも実際にはポケベルやらケータイやらはまったく通過してないのですよ。
で、思ったんすけど、このへんのことを「全体的な状況を俯瞰しつつ」「個人的な経験として」書いてくれる人いないかなーと。あったらすごいおもしろいのに。
以前以後みたいなテーマって、俯瞰的に論じる人はけっこういるんだけど、個人史として書いてくれる人って意外に少ないんですよね。たぶん人の生活においてはどんな革新的なツールも「なんとなく発売された新商品」として消費されてしまって、それ以前と以後っていうかたちで明確には意識しないからだと思うけど。
でもはてなならそれ語れる人ってけっこういるんじゃねーかなーと思いまして。というわけで、通信媒体に関する「以前」「以後」について、個人的な経験を通して語ってください。ポケベルでもケータイでもネットでもなんでもいいです。こうしたツールはコミュニケーションに関して一定の影響力があったはずなんですけど、俺からはそれがよく見えんのですよ。だから人の書いたもんを読みたいのです。シロクマせんせ、いっちょどうでしょう。
俺も読みたい!
そのブログを紹介しろよ
ポケベル、PHSはリア充が使うもの はてなにはリア充がいない よって、はてなにはポケベルを語れるものがいない
店長・・・!
やっぱりそう思った? 俺も最初そう思ったけど、ねばっこさが足りないから違うような気がする
長いこと書かないと自分の文章がどんなだったか忘れたりするしわからんで。
私も読み始めてすぐに店長だと思った。 読み返して、やっぱり店長だと思った。
http://anond.hatelabo.jp/20150211020227 私は今30代。小学生中学生高校のときは、固定電話が通信手段だった。 小学生のころは「クラスの連絡網」という電話番号が印刷された紙の一覧を配られて...
せっかくなので、通信メディアの個人史を書いてみたい。自分のブログでやっても良いのだが、わざわざ誘導するのも申し訳ないので増田で書くことにする。あと、前半部分は「通信...
数年前に書いたこれ↓の続編をそのうち書こうとは思っているんですが。 http://anond.hatelabo.jp/20070115181158