2013-06-18

テキストサイトについて

オモコロで記事になっていたので少し書きたいと思う。

何故テキストサイトが消えていったか?というのは、ブログmixiが普及した結果、テキストサイト管理人たちは時間の経過とともに環境が変わり忙しくなりhtml更新するのが面倒になり飽きたから、消えていった…という風に捉えています

侍魂はおそらくテキストサイトという世界を有名にしたひとつの事件です。

しかしながら、それまでテキストサイトを見ていた人たちにとってはイマイチ面白いものではなかった。

先行者画像を見ても何も面白くなかった。

テキストサイトで人気があったのは色々とこじらせている自虐シュール日記だったと思う。

それとフォントを色々な色を使ってでっかくするのは「ダサい」とされ、顔文字は使わずフォントの大きさはよほどの事がない限り変えずに日記を書くという雰囲気があった。だからこそフォントの大きさが変わることには効果があったのだ。

侍魂を好きだ面白いと言っているのは、当時侍魂が爆発的に人気が出た時にインターネットをしはじめた層なので、それまでシコシコオナニー日記を書いたり見ていたりした人たちにとっては「やめろ、俺たちの隠れたオナニーを陽のもとにさらすのはやめろ!」という雰囲気もあった。

自分は何度かアクセス数の多いテキストサイト管理人と会ったことがある。

そのことから、当時あの管理人たちは若くて独身だったり、学生だったりで暇だったのだ。

中には女子中学生なのにハッカーとして日記を書いているイタズラっ娘もいた。

あと有名なのはネカマ系だと思います

ネカマとして出会い系で男を釣り、そのメール晒す…という内容のものですね。

2ch祭りになったネカマ作戦記、ネカマ道というサイトが有名だったと思います

それが時間の経過とともに卒業就職して忙しくなりサイトを構っている暇がなくなったり、ある程度昇進をして仕事が忙しくなったり、結婚をしてテキストサイトをしていた黒歴史を闇に葬ったりしているうちに、少しずつ面白いサイト更新をしなくなっていき、いつしか消えていったのではないかと推測する。

また、アクセス数の増減だの掲示板コメントメールでの感想等に相手をすることに疲れたという部分もあるだろう。

そうしているうちにブログが普及しだすので当時日記サイトをやりたいと思っていてもhtmlを知らなくてできなかったという人たちが日記をはじめた。

テキストサイトというのは日記というよりは管理人によるネタ的文章だったのだけれど「日記サイト」という呼び名だったもので、ブログをはじめた人たちが本当に「ただの日記」を書きはじめたのだ。

本来のネタテキストサイトである日記サイト」よりも「ただの日記であるブログの数が増えはじめ、当時は「ウェブログを略してブログからただの日記を書くやつはわかっちゃいねえ」なんて文句をたれる人もいたけれど、結局は「ただの日記」の数に負けてしまい、そうした声も消えていった。

テキストサイト自分サーバを借り、html作成したファイルアップロードし、コメントを書くための掲示板cgiを設置して自分で設定しアップロードする。

いずれも簡単な素材が無料で配布されていたとはいえ、ブログに比べると非常に面倒くさい作りだったと思う。

広告が嫌だから自分レンタルサーバを借りる人も少なくなかったし、その頃一部のサラリーマンパソコンをいくつか買ってレンタルサーバという副業をしてお小遣い稼ぎもしていた。

でも面倒くさかったんだ。

から単純に更新する人が減ってしまい、なくなったんだと思う。

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