2013-03-31

大学で3年間引きずった失敗と劣等感

(日付は変わったが)今日大学に進学する弟の引越しの手伝いをしてきた。

弟が進学する大学実家から車で2時間ぐらいのところにある。

業者は使わずトラックで荷物を運んだ。

一応有名大学で、まじめに勉強をしていなかった弟にとってこの大学合格奇跡に近い。

親はとても喜んでいた。

合格が決まってからは弟は友達やお世話になった人たちと遊んだり食事をしたりして楽しんでいたようだ。

弟はコミュ力があるためたくさんの人達から気に入られていた。

また、入学もしていないのにもう大学友達がいるようで、やりたいことや入りたいサークルもいくつかあると言っていた。

兄として弟の進学は喜ばしいことだが、羨ましいと思う気持ちもある。

僕は今年大学4年生になる。

3年前は、僕も合格が決まり入学するまではそれなりに希望を持っていた。

友達彼女を作って遊んだ勉強を頑張ってその分野のエキスパートになったりと。

充実した大学生活を夢見ていた。

僕は人付き合いが得意では無かった。

中学時代から高校時代にかけて思春期やら反抗期やらで他人と接することが少し怖くなっていたのだ。

そのためか、入学直後に僕はある大きな失敗をしてしまった。

今思い出しただけでも恥ずかしくて悔しい失敗だ。

この失敗で僕は親や地元友達に大きな迷惑をかけてしまい、新しい友だちを作るのにも失敗してしまった。

大学にいるのが嫌で嫌で仕方なく、勉強もつまらなかった。

僕の大学デビュー苦痛のものだった。

しかし、この失敗の原因は全部自分にある。

コミュ障なのも他人に迷惑をかるしかなかったのも全部自分のせい。

そう自覚することで今までの大学生活はなんとかやってこれた気がする。

友達も何人かできたし単位も落としたことはない。

それでも、劣等感は消えない。

彼女もできず21歳にして未だに童貞だし、

サークルにも入らなかったので花見とかスキーなんて行ったことない。

もちろんfacebookmixiなんてできるわけない。

趣味勉強で新しいことをやろうと思っても、コミュ障と要領の悪さと根性の無さのせいで長続きしない。

僕にできないことができる人間が羨ましい。

周りの人間は皆リア充

そう思うと悔しくてたまらない。

しかしそれ以上に、その人の苦労も知らずそんな風に思ってしま自分が憎くて情けない。

ボロクソ言われてるAKBでも僕より年下で頑張っている人はいる。

21年も生きてきて、今まで何を学んできたのか。

何でこんな、子供みたいに情けないのか。

中学高校でもっと人付き合いを学んでいれば。

入学時、あんな失敗しなければ。

失敗して何を学べたのか。

学べたらなぜそれを前向きに活かさなかったのか。

今まで何度も考えたが、もうどうしようもない。

なるべく考えないようにしていたが、今日引越しで考えずにはいられなかった。

引越しの際、大学の先輩として弟にいくつかアドバイスした。

今までの失敗から学べたこと少しだけ。

しかし、そんなアドバイスなくても弟の大学生活は楽しくなるだろう。

苦労も失敗もあるだろうが、友達や周りの人達から力を借りる事で乗り越えることができるだろう。

彼女もすぐできると思う。

あいつにはそれだけのポテンシャルがあると信じている。

だけど本当はアドバイスなんてしたくなかった。

僕にできて弟にできないことなんて無いと思うし、

なにより、僕にそんなアドバイスをくれる人はいなかったから。

実家へ帰る途中、泣きたくて仕方なかった。

親がいたから無理だったけど。

そして最後に、直接伝えることはできないけど弟に言いたい。

兄ちゃんみたいになるなよ。

  • 俺も21歳だけど、童貞だし彼女いない。 サークルには入っているけど8月になったらやめるつもり。 最近まで童貞であることとか彼女いないことに劣等感を感じてきた。 でも、それが必...

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