(日付は変わったが)今日、大学に進学する弟の引越しの手伝いをしてきた。
一応有名大学で、まじめに勉強をしていなかった弟にとってこの大学の合格は奇跡に近い。
親はとても喜んでいた。
合格が決まってからは弟は友達やお世話になった人たちと遊んだり食事をしたりして楽しんでいたようだ。
また、入学もしていないのにもう大学の友達がいるようで、やりたいことや入りたいサークルもいくつかあると言っていた。
兄として弟の進学は喜ばしいことだが、羨ましいと思う気持ちもある。
僕は今年大学4年生になる。
3年前は、僕も合格が決まり入学するまではそれなりに希望を持っていた。
友達や彼女を作って遊んだり勉強を頑張ってその分野のエキスパートになったりと。
充実した大学生活を夢見ていた。
僕は人付き合いが得意では無かった。
中学時代から高校時代にかけて思春期やら反抗期やらで他人と接することが少し怖くなっていたのだ。
今思い出しただけでも恥ずかしくて悔しい失敗だ。
この失敗で僕は親や地元の友達に大きな迷惑をかけてしまい、新しい友だちを作るのにも失敗してしまった。
コミュ障なのも他人に迷惑をかるしかなかったのも全部自分のせい。
そう自覚することで今までの大学生活はなんとかやってこれた気がする。
それでも、劣等感は消えない。
サークルにも入らなかったので花見とかスキーなんて行ったことない。
趣味や勉強で新しいことをやろうと思っても、コミュ障と要領の悪さと根性の無さのせいで長続きしない。
僕にできないことができる人間が羨ましい。
そう思うと悔しくてたまらない。
しかしそれ以上に、その人の苦労も知らずそんな風に思ってしまう自分が憎くて情けない。
ボロクソ言われてるAKBでも僕より年下で頑張っている人はいる。
21年も生きてきて、今まで何を学んできたのか。
何でこんな、子供みたいに情けないのか。
入学時、あんな失敗しなければ。
失敗して何を学べたのか。
学べたらなぜそれを前向きに活かさなかったのか。
今まで何度も考えたが、もうどうしようもない。
なるべく考えないようにしていたが、今日の引越しで考えずにはいられなかった。
今までの失敗から学べたこと少しだけ。
しかし、そんなアドバイスなくても弟の大学生活は楽しくなるだろう。
苦労も失敗もあるだろうが、友達や周りの人達から力を借りる事で乗り越えることができるだろう。
彼女もすぐできると思う。
だけど本当はアドバイスなんてしたくなかった。
僕にできて弟にできないことなんて無いと思うし、
実家へ帰る途中、泣きたくて仕方なかった。
親がいたから無理だったけど。
そして最後に、直接伝えることはできないけど弟に言いたい。
兄ちゃんみたいになるなよ。
俺も21歳だけど、童貞だし彼女いない。 サークルには入っているけど8月になったらやめるつもり。 最近まで童貞であることとか彼女いないことに劣等感を感じてきた。 でも、それが必...