はてなキーワード: SAASとは
中の技術者です。日立の中の悪い面は、やはり外から見ても分かるんですね。
「クラウド・コンピューティング」って何それっていう社風です。
全くやってないわけではないけど、もっとこの手の新しい技術に金と人をかけて欲しいと個人的に思えるくらい、細々としたもの。
日立はネットワークの技術にきわめて弱い印象があります。ベンダー体力としては劣りますがNECの方が面白いかもしれませんね。
それは同感。NECは、キーワード的にはSaaSとかWeb2.0系とか言われるようなものに、割と早い段階から手を出している。
私もこういう技術に手を出したいが、なかなか難しい状況。
うちのところに来ている営業マンはおよそ他社では25歳くらいで身に着けるべきビジネス・スキル(期日管理、プレゼンテーション力)を30歳から35歳の三人とも身に付けていません。
優秀な人は優秀なんだけど、そうでない人も少なくない。簡単にクビにできないから、そういう人も残ってしまう。
他と比べると、ビジネス・スキルが低くても、それを許容してしまう甘い社内文化もあるのかもしれない。
中から見ても、社内調整の大変さはどうにかして欲しい。上層部の声が強いし、何かやるにしても部署外の関係者が妙に多い。
議論しても仕方のないことだけれども、このテーマだけはどうしても一度は向き合わずにはおれない。自分の頭を整理するためにも、文字にしてみたいと思う。
米国にはSI業界ってあまりなくてコンサルティングとかプロフェッショナル・サービスに分かれているのに対し、欧州では日本的なSIerが結構あって、富士通サービスなど日本勢も頑張っている。この違いはどの辺からきているかというと、結局のところ雇用流動性だ。米国では要らない社員をいつでも切れるから、プロジェクトの中核には技術を分かった人間をインハウスで採る。そういう連中を必要に応じて雇える労働市場の厚みがあり、要らなくなったらクビにしても問題ない。
日本のソフトウェア産業が弱いと言われる一つの理由として、この説明は自分にはしっくりくるし、それが政策的な問題だと言われると、とても悲観的な気持ちになる。職場環境の上でも技術の上でも、本気でソフトウェアをやるなら海外に行った方がいい、というのは少なからず感じるのだけれども、じゃあ自分も海外へ、という気持ちにはなれない。一度は暮らしてみてわかった。自分は日本が好きだ。
だから大前提として、日本で何が出来るんだろう、という話になる。あるいは、日本のソフトウェアエンジニアは何に力を振り向けるべきなんだろうか。
今の時代、どんな業界でもソフトウェアは必要とされるし、仕事がなくなることはないだろう。そして日本人が必要とするソフトウェアは、どうせなら日本人が作った方がよいだろうと思う。別に世界に打って出るようなものではなかったとしても、必要とされるものは誰かが作らないといけないんだ。
問題は、コストか。日本の優秀なエンジニアがみんな海外に出て行くのだとしたら、誰に仕事を頼むのかということになる。同じお金を出すならば、日本の平均的なエンジニアよりも、アジア各国の優秀なエンジニアに頼む方がいいのではないか。少なくとも日本の経済的優位が続いている限りは。
日本でソフトウェアの仕事がなくなるわけではないけれども、日本のエンジニアが負けないためには、海外のエンジニアと比べてコスト優位性がなければならない。そのためには安い給料に甘んじる・・という選択肢は考えないことにする。前向きに行こう、うん。
人件費を下げることなくコスト競争力を上げるには、どれだけ付加価値のあるものを作り出せるか、ということだ。
どうすれば価値の高いものを生み出せるか、なんてのは自分にはわからないし、自分はただ目の前で必要とされているもの、自分が価値あると思うものを精一杯作り続けるだけだ。
ただ、それでもなんとなく時代の変化みたいなものは感じている。
ただ著者は、物理的インフラが集中する一方、情報は各ユーザーがつくるuser-generated contentとして分散化し、ウェブが「バルカン化」する可能性が高いと予想する。その結果、在来型のメディアは無料化して産業としては縮小し、新聞は広告媒体となり、映像・音楽はインフラ産業のプロモーション・ツールとして買収されるだろう。意外に時代は、ソフトがハードのおまけだった時代に戻るのかもしれない。
コンピュータの世界は集中と分散を繰り返すと言われるが、今はまた集中の時代へと向かってきている。Googleの言う「クラウドコンピューティング」が成功するかどうかはわからないけれども、そうでなくともサーバの集約や仮想化といった話はとても身近だ。
インフラが集中し、ハードウェアのコストが上がれば上がるほど、ソフトウェアのコストは相対的に小さくなる。ソフトウェアの開発費が「おまけ」と言われるくらいに小さく出来るならば、逆にソフトウェアの付加価値は非常に高くなる。集めたハードウェアを生かすのはソフトウェアなのだから。
集中の時代には、ソフトウェアを作りやすくなるのかもしれない。
そうであるなら、自分たちも集中の時代に合わせたソフトウェアを作るというのはどうだろうか。必要なものはいくらでもあるだろう。多数のマシンを効率的に活用する基盤システム。多数のユーザにサービスを届けるウェブシステム。業務をサービスとして行なうSaaS型アプリケーション。システムを集中管理し、プロセスを改善していくバックエンドの技術。
個々の技術がビジネスとして成功するかは全くの別問題なのでここでは考えないけれども、個々のエンジニアの立場として考えるならば、集中の時代を意識して技術を磨くというのは一つの方向ではないかという気がしている。
「ウェブを変える10の破壊的トレンド」著者 渡辺氏のインタビュー記事 世界にコンピュータが5つしかない時代がくる があまりにひどい。インタビューイの渡辺氏の発言が事実誤認だらけだというのもだが、それをスルーしている小川氏も本気でこれに同意してるとしたら見識を疑いたくなる。
2004年7月にJETRO経由でニューヨークにいきまして、IT部のディレクターという仕事をしていました。(略)たとえば、まだフィッシングという言葉がなかった時代に、クレジットカードの情報漏えいなどのプライバシーやセキュリティの情報を追いかけていました。
2004年7月にフィッシングという言葉が無かった? 日本語記事ですら 「電子メールのフィッシング攻撃が拡大,2003年の被害額は推定12億ドル」,米Gartnerの調査:ITpro というのがあるんだが。
日本にも優秀なエンジニアがいると思うんですけど、これは(Ruby on Railsの)松本さんがおっしゃってたんですけど
本を書くにあたって、なるべく事実に基づいて、事例を載せた本を出そうと思ったんです。ネットをみれば書いてある話なんですけど
いやー、本を書くならせめて裏をとろうよ。ネットの情報だけじゃなくさ。
たまたま生活圏がそうだったというだけなんでは。都市部のWi-Fi普及率は日本も米国も大差ないんじゃないかな。
新幹線の予約をしようとして、JRのサイトに登録しようとしたら、まずは専用のメンバーズクレジットカードを作れ、というんです。びっくりして、全部のJR系を試したら、JR東日本以外はみんなクレジットカードを作らないとサイトの会員になれない。
いやいや、JRのクレジットカードなんて作らなくても、少なくともJR東日本では新幹線の予約は手持ちの好きなカードで出来てますよ。帰国後の経験が浅い渡辺氏が勘違いするのはしょうがないにしても、記事にする前にインタビューア・編集部が裏を取ってフォローしようよ。
そもそもそれが可能になったのはソフトウェアデリバリの制約から開放されたASPないしSaaSでの特徴であって、欧米企業でもパッケージソフトやハードウェアをベータのままリリースするということは、少なくとも建前上は無いんだが…。
米国のケータイはしゃべる専用、単機能の文化なんだと思います。(略) ただ、iPhoneが出て、変わってきたかも知れないとは思います。アメリカでは革命的なんじゃないですかね。
この方、もともと日本の携帯電話を売り込みにいってたそうだけど、その人の知識がこれというのはちょっとどうなんだろう。Nokia や Samsung や Motorola や SonyEricsson の携帯電話にふれたことが無いんだろうか。Blackberry と言うサービス・端末を使っているビジネスマンと話したことは無いんだろうか。
世界にコンピュータは5つあればいい、とSunのCTOが言ったらしいですけど(Microsoft、Google、Yahoo!、Amazon、 Salesforceなど、クラウドコンピューティングの世界を指す)、IBMあたりはこの兆候にちゃんと気づいていると思うんですけど、日本メーカーは分かってないのかも、と危ぐしたりしています。
これを締めの言葉にするあたりで残念感が溢れすぎている。こういう方が公費で海外に長期滞在して帰ってきて講演して本を書くというのがIT企業人に受け入れられるなら、確かに日本のIT業界は危機敵状況にあるのかもしれない。
日本人っていうのはたぶん、痛い目を見ないと分からないようにできてる。
GDPが先進国中17位になったってくらいじゃまだまだ足りなくて、もう一度、不況のど真ん中を経験する必要があるんだ。
金融も製造もITもほかの国に持って行かれて、もちろん第一次産業もダメ。
今から既存の産業で他の国に追いつき追い抜こうとしても、もう無理なところまできてる。
グローバル化が進む世界の中で、言語が障壁になってるから、世界に売ってでれないからだ。
だから、全く新しい産業で世界の目をもう一度向けさせる必要がある。
だけどそれには、どん底に落ちるのが条件なんだ。それくらい追い込まれないと日本は再生しない。
国内でのほほんとやってるITベンダーは、近い将来、大編成を迎える。
Saas、Faasは中抜きの仕組みだから、レガシーな技術にすがってる大手は軒並みリストラしないと生き残れなくなる。
なぜなら、日本は新しい産業を作れなかったから、みんなで寄り添って、国内の小さなパイを分け合い奪い合ってしか生きられなくなった。
そのパイも、経済のグローバル化が進につれて、新経済大国のような国々の企業も食べ始めたから、どんどん日本人が食べられるパイが小さくなっていってて、これからだって取り分が小さくなっていく。
今の人口を支えてさらに人口を増やすには、パイを大きくする必要があるけど、それは国内に作るんじゃなくて海外に求めなきゃいけないのに、誰もそっちに目を向けない。なぜなら、国もそれについてはノーアイデアで、今のところ諦めてるからだ。
昔のイギリスのように、老齢な社会に一度なって、寿命で死んで、そしてまた生き返る。
それをやらないで、今からしゃにむに若返ろうとしたって、それは難しい。自然の摂理に反するからだ。
不況による失業や、物価高、低所得、福祉の不在、互助精神の欠如などにより、子供は増えず、今の人たちは失意の内に年を取り、社会全体が死んだようになる。
さらに、教育施策の失敗により、これから知識集約が必要な第三次産業の国際競争力はますます弱くなる。
より単純な第一次産業、第二次産業への就労者が増えることで、賃金はさらに下落する。
回復の兆しは、これから10年後に見えてくる。その頃、同時に日本はどん底を迎える。
思いつくままに書いたけど、けっきょく何が書きたいか分かりませんでした。
「No」ではなく、「No. Because ・・・, So ・・・」と言うべきです。プランの無いNoでは何も変わりません。日本人全員がNoと言えばインド人と中国人とベトナム人がYesと言うだけです。
SEとして働いていた4年間、ずっと同じような事を考えていました。
上司だって、役員だって、こんな仕事のやり方をいつまでも続けたい訳じゃないですし、プロセスやエンジニアリングをいくらカイゼンしようがどこまで行っても追いつかれる宿命にあることだって(余程おめでたくなければ)気づいています。どこかでビジネスの舵を大きく切らなきゃいけない。でも、社員に給料を支払える様な体制は維持しなければなりません。
だから、本当は誰かが思い切って舵を切ってくれるのを待っています。
あなたにビジネスに関心の強いメンターや同僚に恵まれているのなら、今の会社の事業ドメインを活用した新しい事業立ち上げのための勉強会を有志でやるのがいいでしょう。あなた自身に発言力が無くても、ある程度人数が集まって練られたプランであれば、上の人間も目を通そうかという気になります。
あなたに自分が気軽に話せて社内での発言権の高い上司がいるなら、会話の中で問題意識とプランについて、曖昧でもいいから頻繁に相談すべきでしょう。話を重ねる毎にプランをブラッシュアップして提示してゆけば、上司も動きやすくなります。
会社は社則や組織体系が動かしてるのではありません。人が動かしているのです。いくら大きかろうが、人を説得できるだけのプランと機会があれば、部分的にでも変えることはできます。(時間はかかりますけどね)
・・・え?ビジネスに興味のあるメンターも同僚も発言権があって相談できる上司もいないけど、どうしたらいいって?
会社を辞めましたよ、僕は・・・。
>>追記
こういう蛇足はあまり好まないのですが、はてブコメントが連続して文章中のどうでもいい所で釣れているようなので。なんでだ?
どうも「日本人全員がNoと言えばインド人と中国人とベトナム人がYesと言うだけです。」のくだりのせいで「国際競争のせいで無理しないと全部人件費の安い海外に仕事もっていかれちゃうよ?」と言っている様に勘違いされてしまっているようですね。別に海外に限らず、開発のマネジメントやエンジニアリングを改善し、より少ない工数で仕事しようとしている方々が既にいるじゃないですか。アジャイルとかPMBOKとかなんとか。そういう人たちのやり方が他の企業に真似できないとでも?彼らの努力が結実して他社より安い価格で開発を請け負えば、当然ながらそれに追従する企業は出てきます。そういう競争がただ延々と続き、同時に請けられる価格も開発にかかる時間相応になる、そういうことが元増田の閉塞感なんじゃないですか、そもそも。
それに、それだけじゃない。バズワードを並べてまたそれだけを拾い読みされるのは嫌だけど、Ruby on RailsもSOA/SaaSもEODもグリッドコンピューティングも。君たちが味方だと思っているものは君たちの価値を殺すものでもあるんだ。そういう事に一体どれだけの人が気づいてるんでしょうか?システムを作ることが、凝ったエクセルやパワポを書くのと同じレベルになる日はどんどん近づいています。理想的な情報サービスが提供される世界に、SIerの居場所なんてどこにも無いんじゃないでしょうか?
僕はそんな風に考えて、開発の力を売るのではなく、開発の力を使ってビジネスをしなきゃいけないことを誰かに伝えようとして、結局ほんの僅かの賛同者しか得られずに会社を去りました。当時の僕はずっと一人でオンサイトの仕事を続けていたせいで社内に知り合いが数えるほどしかおらず、またビジネス面での未熟さゆえにプランを具体化するだけの力もありませんでした。多分僕が今と同じ程度に政治的に振舞い協力してくれる仲間を集めることが出来ていれば、きっと会社を去らなくても粘り強く続けられたはずだとは思っていますが、結局まぁ若さってのは短気でもあるってことです。退職届叩き付けた後で役員と大喧嘩する羽目になるとはね。ハハハハハ・・・。
まぁそんな訳で、結局僕が元増田に伝えたかったのは、そんなに絶望的な状況じゃないけど、抜け出すにはちょっとしんどいぜ?ってことなんです。ええ。今もまだ結構しんどいですよ?