はてなキーワード: ガムテープとは
つい先日独立したんで、
ちょっぴり一年生気分フォー!なんておもってたら
なんか違うんです。
薄暗い玄関。
ベンチには、滞納した税金を納めにきたと思われる異臭を放つ兄ちゃん。
なんかめっちゃこっちガン見してくるし。
なんか、超アウェーなんですけど。
受付にいくと、2つ窓口があるんだけど、どっちもいっぱいな訳。
ちょっと受付カードとかないの?
他に待ってる人いなかったんで、床に貼ってある矢印のガムテープにそって待つことにしたの。
しばらくして、「あ、窓口空いたな〜」と思って見てたんだけど、一向に呼んでくれる気配がないんです。
ん?まだ、窓口のオッチャン、事務作業あるのかな?って待ってたの。
その人も、俺と一度も目を合わせようともしない。
いやむしろ、めんどうごとをさける感じ?
後からきたオバチャンがんがん横入りしてきて、みごとに窓口を奪われました。
さすがの俺、ヒヨリながらも言ったの
「・・・あの、ここに書類出せば良いですか?」って。
そしたら、窓口のオッチャンこういう訳
「あっ、伺ってませんでした?てっきり伺ってたもんかと。言ってくれないとわかりませんよ」
ちょwバロスwwwww
なんか逆にキレられた俺。
銀行とか行ったら、すぐ来てくれるじゃない?
書類もって、キョロキョロしてる奴いたら、「ご用件は伺っておりますか?」とか一声かけるのが、受付じゃないですかと。
言ってくれないとわからないだぁ?おめー何年、そこに居るんだよ。
腹立つ!
これが役所仕事ってやつかね。
ホント、必死さがたんねーんだわ。
// オチとかね、とくにないんだけど、ご意見投書箱おいてなかったからここに投下しとく。
そんなことを呟きながら僕は今日も一人、夜の大学からの帰り道を歩いていた。もちろん本気で死ぬつもりなんかさらさらなかった。大学生活は、楽しいことは何もないけど、だからといってつらいこともないし、本当はそんな日常に満足していて、でもそんな自分を「天才少年」と呼ばれた僕は認めたくなかったから、「死にたい死にたい」言って、平凡な僕を自己嫌悪している振りをしたいだけ……
そんなことを考えながら歩き続けていたら、突然、後ろから
「じゃあ、あなたの望み、叶えてあげるね?」
という声がした。振り向いてみると、そこには白いワンピースを着た、中学二年生ぐらいの女の子が、美しい笑顔を浮かべながら、裸足で立っていた。
そして、振り向いた瞬間、僕は、その女の子が頭に振り下ろしてきたトンカチにより殴られ、倒れ込んだ。
倒れ込んだ後もかろうじて意識はあったが、体はもはや動かなかった。そこでさらに少女は遠心力を最大限に活用できる殴り方で何度も何度も頭を殴り、そして僕は、自分の頭蓋骨がめりめり音を立てて陥没していくのを聞きながら、失神した。
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目が覚めたとき、僕は、うすぐらい部屋に横たわっていた。
起きようとする。しかし起きようとしたとたん、腕と足に激痛が走る。
腕と足、さらに胴は、針金で床に固定されていた。たぶん無理に起きようとすれば、それらの部位はあっという間にちぎれ、体はばらばらになるだろう。
そのとき、部屋のとびらが開き、少女が入ってきた。少女のワンピースは所々に赤黒い模様がもまるで花のように描かれていてた。それはたぶん、俺が殴れているときに飛び散った血だろう。
少女は、入ってきたとたん
「ウケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ」
と笑い、そして
「さー、儀式を始めるましょう♪これで私はカミサマになれる♪なんでもやりたい放題よ♪世界は私の思うがまま♪」
と歌いながら、くるくると回り出した。手には、プーさんのぬいぐるみがある。
少女は回りながら僕に近づいていき、そして僕の腹にいきなり乗っかり、その上で歌のリズムに合わせてスキップを始めた。
ドンッ、パタッ、ドンッ、パタッ、ドンッ、パタッ、ドンッ、パタッ、ドンッ、パタッ。
いったん腹に飛び乗ってはまた飛び降り、また飛び乗ってはまた飛び降り、そして飛び乗られる瞬間に僕は激痛を感じながら、「ぐおっ!」と叫んだ。僕は、文化系の人間だから、腹筋はまるでなかった。
そんなことが30分間続いた後、少女は、僕の横に座り込み、手に持ったプーさんのぬいぐるみと会話を始めた。
「さー、おさらいコーナーだよー。」
「わーい」
「私はどんなことをすればカミサマになれるのかなー?」
「自分のことを心の底から恨んでいる人間の、血をいーっぱい浴びればカミサマになれるんだよー。」
「そーだよねー。でも人から恨まれるってどうやればいいのかわからないよー。」
「簡単だよー。昔いじめっ子にされていたように、苦痛をいっぱい与えれば、人間はその苦痛を与えた相手を恨むんだよー」
「じゃあこいつはもう私のこと恨んでるのかなー」
「試してみよーかー。」
そういうと少女はポッケから小斧を取り出し、右腕の付け根に
「ドン!」
と振り落とした。
血がまるでシャワーのように吹き出る。その吹き出た血を少女は浴びながら
「これでカミサマになれるのかなー」
と言っていた。
「ねー、私カミサマになれたかなー」
と話しかけた。
「なれたんじゃないかなー」
「じゃあ試してみよー。ていっ、くまちゃん、自分でうごけっ」
「うごけないよー?」
……少女はうつむきながら、「何でうごかないのよっ!」と涙声で叫んだ。そしておれの髪の毛を思いっきりつかんでひきちぎり、ポッケから取り出した塩を腕の傷口にぶちまけた。じゅわっ、ビリビリッ!その痛みにより、僕は再び気絶する。
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再び目覚める。少女は片隅に座っていた。
「あっ、起きた起きた♪」
そしてぬいぐるみにこう話しかけ始めた。
「あのねー、私昨日いっぱい考えたのー。何でカミサマになれなかったのかなーって。それで考えたんだけど、もしかしてこいつ、ずっと気を失ってたんじゃないかなぁ。なんか人間ってある程度痛みを感じると意識を失うっていうし。だからー、今日は私、考えてきたんだー。」
まぁ、ずっと起きてたけどね。
そしてそんな言葉を言い終わった後、少女はポッケから注射器を取り出した。そしてそれを、腹にぶすっと刺した。
「これはー、ある部分だけ痛みを感じなくさせるお薬なんだよー。だから、これを使えば、こいつのおなかに何したってこいつは起きたままなんだよー」
そう言いながら少女は、ナイフを腹に突き立て、十字に切り、そして十字から手を突っ込んで、僕の腸を引きずり出してきた。
ぐちゃっ、じゅるっ、べりべりべりべり。
そして少女は、その腸を自分の首に巻き付け、こういった。
「へっへー。ネックレスー。どー、怒った?怒った?」
腸をべりべりと引きずりだし、そしてそれをむりやりひきちぎった。
「でもこのネックレスくさーい。やっぱいらなーい」
そう言うと彼女はその腸を僕の口に押し込んできた。当然はき出そうとするが、強引に口の中に入れられ、そして口をガムテープで縛られる。
吐きだそうとするかが、もう胃も腸もないため血が逆流してくる。口の中が自分の腸と自分の血で一杯になる。鼻から血が吹き出る。そんな様子を見て、少女はゲラゲラ笑っている。「あははー、鼻血だしてるこいつー。」
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「おなかすいたなー」少女がつぶやく。
そして、残っている腕の手の指に、いきなり食らいつき、そして噛みちぎる。
手指、耳、乳首、かみつけそうなあらゆる場所に噛みつき、食いちぎられていく。
しかし、やはり人体は味がよくないみたいで、少女はぺっと吐き出し、そして
「あんた、なんとかしなさいよね。」と言いながら、それらを僕の口に押し込んでくる。
そして食べるが、それが食堂からふたたびぼろぼろ零れる。だって、僕にはもう、食道から先はないから。
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「あーなんでこんなにやってるのに、カミサマになれないのかなー」
塩の100倍ぐらいある劇薬を塗った針を火であぶって、僕の体に何万本も突き刺しながら彼女は呟く。
僕には答えが分かっていた。
だって、君が好きだから。
「そーだ。今度はうんこでも食べさせてみよう。」
いや、逆にそれ喜んじゃうから。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080827_osaka_gas_service/
発見の直前に「大阪ガスサービスショップ」が「ガス設備点検巡回」に来て、この給湯器を触っているわけですが
点検日から発見までは少なくとも2ヶ月が経過している。
GIGAZINEがコンセント破損に気付いて、大阪ガスの責任者に来てもらったのが8月9日。
ソースは大阪ガスからのFAXで「さて、8月9日に訪問させていただいた際に、」と書いてあること。
http://gigazine.jp/img/2008/08/27/osaka_gas_service/007.png
大阪ガスサービスショップが実家に点検にきたのは4月16日から5月30日の間。
ソースはガス点検巡回のお知らせ。
http://gigazine.jp/img/2008/08/27/osaka_gas_service/001.jpg
GIGAZINEがコンセント破損に気付いたのが、大阪ガスの責任者に来てもらう一週間ちょい前の8月1日で、点検が予定日のうち最も遅い5月30日だとしても、点検日からは少なくとも2ヶ月は経過している。
ガス点検から破損発見までに、1ヶ月以上の期間が経過していることは、別の記述からも確かめられる。
点検をした大阪ガスサービスショップの人は、「先月末に退社」又は「先々月」で退社している。
GIGAZINEは、「先月末に退社」と「先々月」とで、退社時期が不明瞭であることを指摘しているが、「先々月」に退社しているのであれば、発見直前にGIGAZINEの実家にガス点検すること自体が不可能だ。
GIGAZINEが、この矛盾に気付かず、「先月末に退社」か「先々月」かが不明瞭であることしか指摘できないことが、ガス点検から破損発見までに、1ヶ月以上の期間が経過していることの裏付けとなる。
「明らかに何者かが故意にカッターで切った」形跡
http://gigazine.jp/img/2008/08/27/osaka_gas_service/P1000828.JPG
この画像では、切り口に風雨による汚れが入っているように見えるが、いずれにせよカッターの鮮明な切り口ではない。
認めていません。
大阪ガスは、「これは自然にちぎれたものではない」としか言ってません。
さらによく見ると、パイプの外装もこのようにして切断してあります。
確かに水道管の断熱材に切れ込みが入っているように見えるが、この断熱材は、そもそもパイプに嵌め込むために、長手方向の一端から他端に渡って切れ込みが元々入っているもの。
http://gigazine.jp/img/2008/08/27/osaka_gas_service/P1000830.JPG
切れ込みの延長上に沿って上の部分にも、ガムテープで目張りがしてある。
もともとガムテープで押さえてあった切れ込みが、経年変化による劣化でめくれたように見える。
二酸化炭素は無色無臭の気体で、その密度は空気の1.5倍程度。この期待は水に少し溶け
微弱な酸性を賛成の反対。気体の生成過程は、大気中のうっかり八兵衛を混合リレーに
酸化したマスオさんが発見し、ナイフのようなもので酒を飲んでいたところへご隠居が現れて
「金を返せ。返さなければお前を生かしておかない。いかしておかなければ金を返してはおけない。
おけないでおけなければこちらにも考えがある」と脅したうえ、ガムテープでロープをぐるぐる巻きにし
近くにあった毛布でぐるぐる巻きにしたロープをガムテープで縛ってぐるぐる巻きにしてロープで結んで
近くにあった毛布でくるんでガムテープで固定した。これを見ていたマスオさんは怖くなり
あわてて警察に通報し、使った電話機を近くにあったロープでぐるぐる巻きにしたうえ
ご隠居が持っていたガムテープを奪い取り近くにあった毛布でぐるぐる巻きにしたロープを
ガムテープで縛ってぐるぐる巻きにしてロープで結んで近くにあった毛布で
ぐるぐる巻きにしてさらにその上からガムテープで固定している。
二酸化炭素は実際にはいろいろなものに利用されている。例えば消火剤、清涼飲料水、
ドライアイスなど、生活の多くの場面で活躍する水戸黄門がバールのようなもので
酒を飲んでいるところへ押し掛けてとがった刃物のようなもので酒を飲み、布のようなもので
首のようなものを絞めたような話で盛り上がり、泥酔した容疑者がロープのようなもので
はがいじめにしているところへ容疑者の妻が現われてはがいじめにし、口論となった結果
容疑者は近くにあった角材のようなものでロープをぐるぐる巻きに、さらに両手を使って
ぐるぐる巻きのガムテープの上から毛布でぐるぐる巻きにして頭髪をマチコ巻きにして
酔っ払いったのを見て怖くなり、近くの交番に駆け込んで、駐在していた警官2名を
はがいじめにしながらガムテープでぐるぐる巻きにして近くにあった毛布のようなものと
ロープのようなものを使ってガムテープをぐるぐる巻きにしながら、警官が持っていたピストルを
ガムテープでぐるぐる巻きにして当日のぐるぐる巻き選手権は2名の警官と容疑者の対決となったが
あいにくの天候だったため、競技は行われず、代わりに近くにあった針金のようなもので
ロープをぐるぐる巻きにして川に捨てたと供述した。
家族と遅い夕飯を終え、台所で皿洗いをしていると左足の親指にチクリという刺激。
干からびた米粒でも落ちてんのか?と何気なく足元を見ると、ムカデですよ。赤いよ長いよ蠢くよ。
虫は好きでも嫌いでもないので道端で遭遇しても別段驚きはしないが、室内しかも自分の足元という
こちらの意表をつく登場の仕方をされると流石にこちらもびびる。そら「おっ」とかいう声も出る。
続いて「ムカデ!ムカデ!」と台所の状況をリビングに知らせるべく声を発すると、家族がやってきた。
だが皆「あ、ほんとだー」「気持ち悪ーい」「写真撮りたーい」「林檎たべたい」などとのたまいながら
覗き込むばかりで台所の入口よりこちらには入って来ない。その間もミミズは動く、動く、動く。
ムカデを採って焼かねばならぬ、否焼かない、焼きませんけど採って我が家から排除せんければならぬ。
わたくしたちは一つ屋根の下で共生などできない運命なのですよ、と、体長13cmほどの非常にイキのよい
リトル・レッド・クリーチャーに向かって諭しつつ手を伸ばしたクリネックスを10枚強ほど掴み取る。
それをリトル・レッドに被せる、と同時にぎゅっと押さえ捕獲、そしてぎゅうぎゅうに丸め込み
ガムテープで隙間なく巻いてコンビニのレジ袋に入れ口を結びドアーを開け玄関の外にひとまず隔離。
結局のところ何が言いたいのかというと、赤黒いアイツは何処からおいでなすったのかということだ。
http://anond.hatelabo.jp/20071011050412
(文体違いますが本人です)
この時はレイプ願望がない男性がけっこういる(ひょっとして多数派?)ことにちょっと驚いてしまったんですが、今回はさらに驚いてしまいました。
例の広島で起こった米兵によるレイプ事件で、広島市長が「午前3時に盛り場をうろついている未成年もどうかと思う」と述べたことと、その発言を「正論」と受け止める人の多さにです。
ひょっとするとレイプ願望のない人たちが多いからこそ、何のためらいもなくセカンドレイプ発言をしてしまうのかもしれないですね。
レイプ願望のある自分に言わせれば、午前3時の盛り場だろうと真昼間の被害者自宅であろうとレイプできるチャンスがあればレイプしますよ。実際、「週刊大衆」連載の実録レイプ裁判を読むと、宅配業者を装ったり、ヤクザのふりをして因縁つけて被害者宅にあがりこみ、白昼堂々と女性をレイプする事件もけっこうあるようです。
まさか「昼間に自宅にいるのもどうかと思う」とは言わないと思うんですが(「変装を見抜けないのはどうかと思う」という人はいるかも)。要するに責任の所在はレイプの犯意を持った人間にあると思うんです。昼間の自宅ですら被害に会うこともあるんだから、被害者側の出歩く時間帯と犯行との間には強い相関はないんじゃないかと思います。
もっとも私は願望があるだけで実行したことはないので、実行経験者は「いや、レイプするなら真夜中の盛り場に限るよ」と言うかもしれませんが。
今回のレイプ事件について書いたブログにてこういうブクマを発見。
id:SiroKuro あとで読む 責任を一方に押し付けるなよ。どっちが悪いかはともかく、どっちにも問題点はあるだろ。
id:viennahorn 時事 世の中には白と黒以外にも色はあるということを学ぶべき
「どっちにも問題点はある」、「白と黒以外にも色はある」と。
愛知女性拉致殺害事件では、被害者の磯谷利恵さんは午後10時に一人で帰宅途中の住宅街で拉致された末、ハンマーで数十回殴られたうえにガムテープで口をふさがれ窒息死したわけですが、上記のような考え方をする方々は当然、夜道を一人歩きしていた磯谷さんにも問題はあると考えるんですよね?午前3時の盛り場と午後10時の住宅街とではケースが違うとしても(もっとも人目のないことを危険と考えるなら、午前3時の盛り場よりも午後10時の住宅街の方が危険かもしれないですね)、「白と黒以外にも色はある」んだから、いくらかは磯谷さんも非があるんですよね?なに、この殺人事件では夜道の一人歩きをしていた磯谷さんの問題点をおくびにも出さない人ばかりなので、一応確認しておこうと思って。逆に、今回の事件で皆さんが被害者の落ち度を口々に責めるのは何故なのかという感じがします。
これは完全に邪推なんですがあえて書きます。今回の事件の加害者が米兵じゃなかったら、はっきり言ってしまうと加害者が韓国人や中国人、在日だったら、広島市長が同じこと言ったとしてもフルボッコにされてたでしょうね。邪推とはいえ、これに同意する人も多いと思います。
生き苦しい。生きてるだけで心が痛くて仕方がない。どうすればいいのだろうか。
考えた。が、すぐにやめた。そんなこと昔っから考え続けてる。だから私には期待できない。じゃあ誰かに相談しようか。が、それも無理だ。相談できる人なんて誰一人いないんだから。そんなことをいつものようにぐるぐると考えながら帰る途中、道端で捨て犬を見つけた。段ボールの中から上目遣いで私を見つめるその子犬と目を合わせて数秒。私は閃いた。これだ、と。そして私は子犬を隠した。寂れた公園の半円にいくつか穴が開いている遊具の中に。私だけの場所に。だって、家に持って帰るわけにはいかないし、誰かに拾われてしまっても困るから。この子は大事なんだから。私のこれからを決めるんだから。
翌日から給食の残りを持って帰り、子犬にあげるようなった。子犬は私を見ると尻尾を振り、嬉しそうな顔をして食べる。それを屈んで近くで見る。子犬は数秒、不思議そうな顔をして首を傾げるが、すぐに食事に戻った。私はその様子をじっと見ていた。子犬は食べ終わると満足そうな顔をして私の方を見上げる。私は頭を撫でてやる。幸せそうな顔をして、撫でられるのに身を任せていた。
そんな生活が1週間程続いた。私は準備ができたので、いつものように、しかし、いつもと違うものを持って、子犬の元へと向かった。子犬は1週間で大分私に懐いたらしく、私が近くに寄っただけで、わんわんと嬉しそうに吠えた。近づいてみると、尻尾をぶんぶんと振っていた。それを見た私は、手に持ってたビニールの中身を段ボールの中にぶちまけて、素早く段ボールをガムテープで密閉した。取っ手の穴が開いてるので酸素は大丈夫だろう。子犬は最初何が起こったのかわからないのか、呆としていたが、すぐにキャンキャンと、今まで聞いたことにない大きな声で吠えた。そしてガタガタと段ボールが動く程に暴れた。私が入れたものは、子犬を見つけて閃いた次の日に用意した、魚と鼠と鳩の死体と生ゴミを1週間ビニールの袋に詰めておいたものだ。袋を開けて段ボールに入れた瞬間、一瞬だけだったのに、人間の私ですらあまりの臭いに頭がくらついた。何万倍も嗅覚がある子犬は、逃げ場がない子犬は、一体どうなるのだろう。どうするのだろう。キャンキャンという音を発してガタガタと動く段ボールを背に私は家に帰った。
翌日、段ボールを開けるとぐったりとした子犬がいた。全身傷だらけで、とりわけ鼻がひどかった。おそらく、自分で何度も打ち付け、潰したのだろう。犬は、私に気づくと、私を恨みがましく見つめ、そして何をするでもなく、単に何もできないだけなんだろうけど、またぐったりと倒れ込んだ。私は、中のゴミを出して、元いた場所に戻しておいた。そして私はヒントを得た気がした。
一度要領をつかんだ私は次に、スーパーから段ボールをいくつかと、品物用の緩衝材を貰い、そして学校の飼育小屋からウサギと、用具室から古いCDラジカセを持ってきた。学校の方は夜中だったし、バレないだろう。そして、昨日の子犬と同じ要領で、密閉した段ボールにウサギと最大音量にしたCDラジカセを入れた。人なんか滅多に来ない公園の奥の奥にある遊具の中だし、段ボールを何重にもしたし、緩衝材を目一杯入れたし、多分誰かに気づかれることはないだろう。しかし、少し心配な気もしたので、念のために来ていた上着でくるんで立ち去った。
翌日、微かに音が漏れ聞こえる赤い上着にくるまれた段ボールを開けると、子犬と同じように傷だらけでぐったりとしたウサギがいた。そして同じように耳の損傷がひどかった。ウサギは学校で少し騒ぎになっていたので、その日の夜に飼育小屋に返しておいた。
子犬で得たヒントは、ウサギで確信へと変わった。人より嗅覚が優れる犬は耐えられないとき鼻を潰す。人より聴覚が優れるウサギは耐えられないとき耳を潰す。それでは犬やウサギより心が優れる人間は? そして私は心を潰した―――
「何ボケってしてんだよ!早く咥えろよ!」
男に殴られて吹き飛ばされたまま、昔のことを思い出していたらしい。思い出すだなんて珍しいな。変な所でも打ったんだろうか。そんなことを考えるとまた後ろへと吹き飛ばされる。
「早くしゃぶれっつってんだよ!」
私は目の前に差し出された棒を咥えながらまた考える。あれが私を救ってくれたな、と。だって、あれ以来、あんなに恐ろしかった罵声がちっとも恐ろしくない。あんなに怖かった拳がちっとも怖くない。あんなに臭かったこの棒がちっとも臭くない。あんなに不快だったセックスがちっとも不快じゃない。そして何より、あんなに痛くてしょうがなかった心が、ちっとも痛くないんだから。