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2021-11-15

日本にはびこる「高校野球平等観」ってなんなの

甲子園都道府県代表校が試合をするのは平等だと思いますか?

大半の日本人は何の疑いもなく平等だと答えるのではないか

なぜか?

どちらのチームも同じ9人の選手が同じ回数攻撃と守りを繰り返すから

どちらのチームも都道府県大会を勝ち抜いてきたから。

本当にそうか?

駒大苫小牧とか、浦和学院とか大阪桐蔭地方公立高校試合をするのが平等なのか?

いわゆる強豪校は資金力も戦力も公立高校とは比べ物にならない。監督コーチも高い給料で雇えるだろう。

さら都市部学校があれば情報面でも地方とは比べ物にならないほど有利だ。

これが平等だといえるのか?

こんな話をすると、「戦力に差があるチームが戦って勝つことがあるから楽しいんだ」という反論が出てくることがある。

しかしそれは本当に楽しいのか?いくら強豪校でも負けることはある。それは当然だが、圧倒的に不利な公立高校試合をして負ける確率は極めて低い。

楽しんでいるのは宝くじと同じ低確率事態が発生するということだけではないか

結局「楽しい」という感情で不平等を覆い隠しているに過ぎないではないか

実際には極めて不平等なのに、スタートラインさえ平等ならばそれ以外の要素は一切無視してもいいと考えている。

これは選挙でも同じだろう。与党野党が全く同じスタートラインで票の獲得を争っているのだから平等だと考えているが、その実与党のほうが圧倒的に有利であることに気づいていない。

それでも不利な勢力努力することを押し付け、それで勝てば称賛され、負ければ無視される。

こうやって不利な側の努力や工夫が足りないという話にすり替えて真に平等状態とは何かを考えようともしない。

これを高校野球的平等観と呼ぶことにしよう。

日本人の大好きな高校野球的平等から脱却しない限り、日本ではこれから先もずっと力のある人間支配し続けるのだろう。

 
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