2024-10-10

つのフェミニズムの結末

知人に筋金入りのお嬢様がいる。

彼女フェミニストで(といってもツイフェミ的なやつではなく、海外セレブみたいなノリの)、金持ち特有社会貢献として、DVなどの被害者女性保護する活動をしていた。と思っていたがいつのまにかやめていた。

なんでも、今の日本フェミニズム界隈は権利運動というより被害者の会の様相を呈していて、彼女のように善良で裕福な恵まれ人間とは相性が悪いようだ。

被害者の会の皆さんは、女性=被害者という構図のもと連帯し、さらに自らが受けた傷=女性全員が受けるものだと一般化することで自分を守ろうとしている。増田向けの言い方をすれば、弱者女性は、女性全体=弱者とすることで自分の弱さを誤魔化そうとしている。そこに彼女のようなゴリゴリ強者女性彼女は家が裕福である以上に自分ガツガツ稼げるタイプだ)が投入されるのは非常に都合が悪いのだ。

その上支援者側にも過去被害者だった女性が多く、安全で整頓された環境で生きる彼女にとって、支援対象であるはずの被害者女性、また支援者仲間の女性たちは最も身近な危険ということになってしまった。実際にいろいろあって大変だったらしい。

俺は彼女活動を知ってから被害者女性たちを不憫だと思う人並みの気持ちはあったし、力があり、真っ当なやり方でがんばるフェミニストものごとを良くしていくのだろうと思っていた。だが今回の結末を見てしまうと、フェミニズムは彼女のような人々を失い続け、いずれ本格的に自壊するのだろうと考えざるを得ない。

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