2024-04-09

エンジニア カジュアル面談の闇

先週やっと転職が終わったのだが、カジュアル面談で5社以上の会社でかなり不快気持ちになったのでここにお気持ち表明しておく。

まず前提として、カジュアル面談というのは、面接ではない。面接ではないので合否はない、ということが建前になっている。

が、実際の利用現場において、事実上の合否判定がなされることが恒常的になされている。

これは、次の2点による。

1. 時間効率

現代において採用フローは複雑化・多段化しており、よりコストの掛かる面談面接はなるべく少時間ですることが望ましい。

2. 候補者が構えていないカジュアル面談の場のほうがむしろ本音本質を引き出しやす

これは書いたまま。例えばカジュアル面談で横柄な態度を取って、面接で殊勝な態度をとるような候補者は当然信頼できない。

これにより、よりクレバー採用を行っている大手企業採用が強いと言われている企業ほど、カジュアル面談事実上の一次面接になっていることが多い。

ただ、ここまではある程度私も知っていた。今回の転職体験でクソだったのは、カジュアル面談中に選考意思を見せて採用から連絡します、と言ったにも関わらず、一向に連絡を寄越さな会社結構いることだ。

これには理由があって、前述の通りカジュアル面談は合否を判定しない、という建前がある。なので、カジュアル面談中に候補者選考意思を見せたら、そこでの企業側の合否判定にかかわらず面接まりもう一度の場を設けなければいけない。

ただ、すでに不採用は決まっているので次の面接無駄である無駄なことはしたくない(カジュ面を面接と兼ねているのは無駄カットであるのに、面接を結局したらカットにならない)、なので、企業側としてはカジュアル面談後、連絡をせず自然消滅を狙う。

まり、この後候補者からも連絡がなければ候補者側も面接に進む意思がなかった、ということになり、面接をする必要がなくなるのである

ただ、これをする会社候補者に対して誠意がない。

まず、連絡すると言っていたにも関わらず連絡しないのが信用を裏切る行為であるし、面談中に選考意思を見せて面接行きましょう、と言った会社事実上不採用を決めている、というのは嘘をついていることにほかならない。

最悪なのが放置されることで、中途の転職は何社か並行で受けているのが普通であるが、連絡が遅れる/されないことにより他社にも影響を与えてしまう。つまり、本人の転職活動ダイレクトに悪影響を与える。

面談面接が順調なときは即日・翌日連絡で迅速だったのに、落ちた瞬間連絡が来なくなるのに腹が立ったのは確かだが、それより候補者に対してまったく誠実でないことに腹が立った。

これこそまさに優越的地位の濫用というやつだろう。

  • そこまで考えてなくて、カジュアル面談の担当がいい加減で人事部門への連絡を怠ってるだけでは どっちにしろろくな会社ではないが

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