2023-08-28

お局の自己評価が低い

職場のお局は仕事効率がいい。

それはとても素晴らしいことだし本当はそんな人のことをお局なんて呼び方したくない。

問題はその人の自己評価がえらく低いことにある。

といっても「私なんて…」と卑屈になる方向ではない。

どうもお局は「私は不器用だし仕事も遅いので、そのぶん頑張ってどうにか普通の人並みに仕事をしている」と本気で思い込んでいるように感じる。

実際は平均よりとても器用だし効率の良い動き方を選ぶセンスのようなものが人よりかなり高い。あと学生時代からずっとスポーツをやっていたので物理的に身体を動かすのが非常に素早い。少なくともお局以外のみんなはそう感じている。

そんな人間が「頑張って」しまうとどうなるか。

人の倍くらい仕事をしてしまうのだ。

それではお局の負担ばかり大きくなってしまう。それはみんな本意ではない。かといってみんなも手を抜いているわけではなく、それぞれ自分のできる限り素早く仕事を片付け…ているつもりなのだが、さて次!と顔を上げるとすでにお局がすべて片付けている。

そして自己評価の低いお局はどうやら「こんなに仕事ができない私がこれだけ働けるんだから、私以外の人間絶対これ以上できるに決まってる」と思っている。

なので全員ものすごく手抜きをしている、楽をしているように見えているのだ。

こっちは必死だ。結構身体に来るくらいには。お局以外の全員へろへろだよ。

お局は体力オバケでもある。

おそらく同じ速さで同じ仕事をすることは死ぬ気で頑張れば物理的に不可能ではないが、お局が有給を取った日に同じ仕事をこなした同僚は翌日熱を出して休んだ。2回も。

なので今はお局の有給の日は職場で一番健康に自信のある私がその仕事を回している。熱は出ないが鏡に映る顔がゾンビになる。社長からからの「おつかれさま…」を貰った。

とにかくお局が超人すぎるのである

ちなみにお局は1日仕事を終えても元気なので、雨の日は全力疾走(とても速い)で傘をささずに少し離れた駐車場まで去っていく。明らかにいい年した大人公道で出せる速さではない。たぶん真似すると転ぶ。

そういうわけでお局は自分以外のすべての自分より優秀な人間がみんな手抜きで生きていると思っているので、やたらと当たりが強いのである

元々あまり愛想のいいタイプではなく、不機嫌なときは一切隠さず今日は不機嫌だからしかけるな!と宣言するような人間だ。

人に機嫌を取らせることはしない。仕事さえ回せば機嫌を直す必要がないという考えだ。

効率は良い。

ちなみに人生の7割くらい不機嫌である

手抜きをする人間たちが昼休みに楽しそうにおしゃべりしてるのも気に入らないようなので難しい。

お局、もっと自己評価高く持とう。

あなた相当優秀だよ。

から他人がみんな手抜きなんじゃなくて自分がスッゲェ!て思って生きてくれんかな。それだけで機嫌だいぶ良くなるんじゃないかな、と私は思う。

  • 日本人の仕事の95%は無駄ってことを教えてやるといい。 がんばって残業して熊の木彫り作って 飛び込み営業して熊の木彫りを売ってるくらいどうでもいい仕事ばかり。

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