でも幸いなことにビビりな性格のおかげで自殺未遂もせずに生きてる
仕事でちょっとミスったとき、残業が続いて疲れが抜けないとき、苦手な人にグチグチ嫌味を言われたとき、なんか人間関係がうまくいかないときとかいろいろあるじゃん
一つ一つは全然そうでもないのになんか重なってなにもかも嫌になるタイミングってたまにあるんだよな
ちょっと大きめの川とかダムとかの脇を通るとき、「あれ、ここでハンドルきって落ちれば全部楽になるんじゃね?」みたいなスイッチが入りそうになる
スイッチが入りかけてるときは最高の案をひらめいた気分なんだけど何も最高じゃないんだよな
正気に戻った時に「なんてことを考えたんだ…」ともそんなに思わないけど
「失敗して死ねなかったらどうするんだよ」とか「帰ったら通話仲間とゲームする予定あるじゃん」とか考えてなんとか帰宅したこともいっぱいあった
正直通話仲間とゲームしたりする予定がなかったら死んでたと思う
親とか兄弟はみんな口をそろえて「なんで自殺するのかわからない」って言う家庭で生きてきた
なぜか俺はいつでもうっすら死んでしまいたい気持ちを抱えて生きてたから実家にいるのが苦痛だった
実家の家族たちはおそらく人と会ったり外出したりしてリフレッシュしたり回復できるタイプなんだけど、俺は真逆で休みの日は可能な限り頭を使った会話をしないでぼーっとして回復を図るタイプなせいで休日の過ごし方がまあ合わない
俺を残して外出するのが心苦しいのか、なぜか俺も連れて外出をしようとするので、その前に一人で車に乗って外出してたりした