2023-06-09

ありがとうゼルダティアキン)

しばらく前、妻が鬱症状で休職した。

幸い、養うべき子供はいないし、私の収入でも生活維持はどうにかなるので、そこは不幸中の幸い。

ただ、私一人では、妻の症状をどうにかすることはできない。

いつもニコニコ笑って「いいよいいよ」と言い、家事をするので精一杯だ。

維持しかできない。

専門医にかかってはいるが、助言もあまり刺さっていないようで、

生活リズムよろしくないし、すぐに「疲れた」と寝ていた。

鬱症状を緩和したいなら、あれこれと「やったほうがいいこと」はたくさんある。

でも、そもそも本人が『緩和したい』気にならない。

これは他人ではどうにもならない。

そんな時、ティアキンが発売された。

前作のブレワイも楽しく二人で遊んだので、もちろん予約で買った。

その日から妻の生活リズムさらに崩れた(笑)

でも、今度の崩れ方は「楽しいから睡眠時間を削る」という類のやつだった。

連日、2、3週間ほど寝食を除いて、ずっと遊んでいた。

休みの日になれば、二人揃って朝まで遊んだ

アクションが苦手な)妻ができるのは収集と探索だけで、難しいバトルは私が担当した。

ストーリーは二人でタイミングをあわせて一緒に見た。

素晴らしかった。

周り道をたくさんして(200時間ぐらい)、ついにラスボスを倒す日がきた。

二人で「これでゼルダも終わってしまたか」と感慨にふけりながら、

攻略サイトを解禁して見てみると、我々のゲーム達成率は6割ぐらいだった。

まだまだやることがある。

ラスボスを倒して数日後、妻が「社会復帰したい。手伝って」と言って規則正しい生活を始めた。

どういう心境の変化があったのか分からない。

聞いてないし、聞く気もない。

話せる日がくればいい。

でも、きっとゼルダ彼女に良い効果をもたらしたのだと思ってる。

本当に良かった。

駄々をこねるコログを律儀にウルトラハンドで運ぶ妻を見ながら、二人分のご飯を作れることを幸せに感じている。

ゼルダが今このタイミングで発売されて本当に良かった。

作ってくれた方、売ってくれた方、みんなに感謝したい。

ありがとうございます

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