2023-01-11

チェンソーマンはもういいか

チェンソーマンは何度読んでも良さが分からんくてそう言うと「感性が古い」「老害」とか言われるからそんなもんかな って思ってた。

俺がチェンソーマン というか藤本タツキが気になっているのは、なんとなくアフタヌーンいからだ。ひと昔前の四季賞ぽさがある。

きちんとした絵の技術をあえて荒々しいタッチにした画風なんかそれっぽい。

話の内容もそれっぽい。一筋縄はいかない男と女関係みたいなエピソードだとかがそれっぽい。

ただ、ファイアパンチも読んで思ったんだけど、チェンソーマンは「それっぽい」だけなんじゃないか?と考えてる。

例えば銃の悪魔が人を殺しまくってるシーンで死んだ人の名前を羅列するの。確かに今までそんな虐殺描写は見たことがない。でも「だからなに?」という話である

何かの伏線でもないし、回収される謎でもない。

チェンソーマンは、バトルからキャラの心情描写から全編にこういう「何かっぽい」「意味があるっぽい」で、進んでいく。

ちゃん面白いし、キャラは魅力だ。でも周りが夢中になってるほどにはハマれない。

俺は漫画というのは、面白い作品というのは月刊誌からまれると思っていて、週刊連載の魅力ももちろん否定しないんだけど、毎週毎週の人気アンケート考慮しないといけない体制のせいで色々スポイルされる部分が多いと思う。

月刊の連載はそのあたりは作家さんが落ち着いて描いている。

ストーリー世界観をきっちり描いて完成させるというトータルの面白さは月刊のほうが良いと思う。

週刊連載はどうしてもキャラ人気で話を展開させがちで、俺にはそれが物足りない。

チェンソーマン月刊誌連載のペースでゆっくり描いたら違った感想になるんだろうけどそうもいかなくて。

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