まず俺は勝ち負けの話はしていないつもりだったが、仮にそれを定義するならいくつかの種類があるとは思う。
2. 収入から支出を引いたものが常にプラスに保たれ、かつ資産が増加している状態を作る。
3. 投機的リスク(つまりある資金を投じると一定確率で利益、一定の確率で損失になる)を取ることで大儲けする。
弱者が権力者に資金面で勝つなら3ぐらいしか方法がないので、「イノベーションは悪!」と言うやつがいたら既得権益を守ろうとしていると考えて良い。
3によって勝ち組になっている奴もいるかもしれないが、生存者バイアスがかかるので破産して人生終了する可能性は無視できない。
「経済の活性化」とは、パイを奪い合う機会を生じさせるゲームと考えることができるが、別の言い方をすると経済主体が全員合理的なら経済は硬直する。
そのようなゲームがうまく機能するには不合理な弱者が存在しなければならず、その弱者を媒体としてパイの奪い合いをしているのが今の経済と俺は思ってる。
そういうゲームがあってもなくても消費される財・サービスは生活必需品と呼ばれるが、そういう「必要な」ものをやり取りするだけの経済なら、適切な規制のもとでは奴隷というものはない。