なんでも「そのうち面白くなる」らしいんだけど、現状だと毎週底を下回っているようにみえる。
今週は特にひどかった。
最も酷いのは「HP÷9999」という馬鹿みたいな強さを持つ「咎人の刻印」が登場したこと。
これが「特殊な儀式を用いた上で双方合意の元初めて成立する」というものなら別にいいのだが、作中の描写を見る限り「シャーマンっぽい人が自分の持っている杖を押し付けるだけ」なのである。
なんだこの超性能は。
つまり相手が誰だろうが杖を押し付ければHPが1/9999になるのだ。
とにかく相手の動きを止めて、杖を持ったシャーマンが押し付け、そのあと適当に一発入れたらもうすべてが終わるのだ。
多くの冒険者や軍隊の編成が、足止め要員+刻印要員+トドメ役+露払いで構成されるだろう。
というか、トドメなんてHPの1/9999を削れば良いんだから相手のHPが1万未満なら1ダメージでいい。
石投げるか盾や拳でちょっと小突けば終わりだ。
5人でパーティーを組むなら、足止め兼刻印呪術師2人+足止め兼護衛役盾持ち戦士2人+露払い魔法使い1人が基本となるだろう。
防御力のなさそうな攻撃型の戦士職なんてどこにも入る場所なんて無いのだ。
じゃあこの作品に出てくる勇者パーティー達の構成はというと、見事にこのセオリーを逸脱している。
は?
馬鹿なの?
後付で出した意味不明に強すぎるアイテムのせいで今までの行動がすべてただの間抜けになった。
こんなものを出されて「そのうち面白くなるよ」なんて言われても納得なんて到底出来ない。
まあ……面白くなるの意味が「どんどんひどい作品になってきて笑えるよ」という意味ならそうなのかも知れない。
狙って作られたカオスである付与魔術師と違い狙って作られてないからこその意外性があるものな。
惑星のさみだれのアニメやGUN道を楽しく見ていた人にとってはこれこそが「ドンドン面白くなるスルメ系作品」という扱いになるのは納得だ。
なるほど、そういう意味か。
俺が間違っていたよ
一話切りしたからもう見てないわ そんな時間を使うの勿体無いぞ