(美川憲一だって「いいえ」から始めるんだが、「まあでも」から初めて何か文句あっか?)
定食屋は老夫婦で、調理はおじちゃんが、盛り付けはおばちゃんがやってるとしてだ。
どちらもガッシリした若い男が来た時には「あら、いいわね」「お、いいね」みたいなのがあると思うんだよね。
彼女らには「お腹を空かせた若い人にお腹いっぱいになってもらいたい」という信念があって(これはWeb系のエンジニアがTDDを常備しているのに似ている)、その信念をまさに体現できる対象(=ガッシリした若い男)が出てくると本当にここぞ!というテンションになると思うんだよね。それこそそこで赤字になっても構わないくらいの気持ちがあるかと。
なんつーかそれを悪いようには言いたくないんだけどさ、普通の体系の女性が来ればあまりその信念は発揮されることないんだよね。
※ただガッシリした女性が来たときは、ふいに古めの「男女平等論」でごはん大盛にするか、これまた少し進んだ古さで「男扱いしちゃ悪い」という逆の配慮で普通盛りにしたりと対応は分かれる
※あと妊婦が来るとまーた古い考えで「2人分食べなきゃ!」っつって今度はおかずを多くする。これまた採算度外視で、彼らの中の「日本のために」やっている
結局うまくまとまらねーんだが、ステレオタイプ的な「ステレオタイプを持つ定食屋」ってのは、自分たちの考える正しい配慮をしているつもりなんだよね。なんかそれを頭ごなしに否定から入っちゃうと、そりゃぶつかるよねって気がするのよね。
配慮に関して指摘する側が相手への配慮がないので、何も解決できないんだけど、配慮なく強い言葉を使う方が世間に声が響くのよね。ほんで議論を呼んだとか言うんだからね。間違った配慮をしてるやつより、相手の配慮を汲まずに文句言う奴の方が私は嫌いだなぁ。