2022-05-26

法定通貨仮想通貨の違いは何だろうか。一般的には、中央銀行市場操作をしたり、あるいは金や外貨を準備していることが法定通貨の安定に繋がっていると考えられているだろうか。

仮想通貨には、退出障壁がない。ある日突然、その通貨を全て売り払ってしまっても、何事もなかったかのように日常生活を続けることができるだろう。

ところが、日本在住の日本人が急に円を使うのをやめようとしても、そんなことはできない。給料は円で支払われるし、納税も円だ。

それはもちろんドル建てではないから、円安になって物価が上がろうが輸出が好調だろうが、それだけでは金額は変わらない。

国民自国通貨にその人生を託しているからこそ、その価値が守られる。そこに縛られていて不自由だということもできるが、一方では自由である仮想通貨価値が安定しない。

しかし、もし仮想通貨が全くの幻想であれば一瞬で崩壊してしまってもおかしくはないし、逆に本当に理想的通貨であるならば価値無限に上昇し続けるはずだがそうもならない。

そのまた逆でドルも完全無欠の通貨ではありえず、かといって大量に発行したからといって今すぐ紙くずにはならない。

だとしたら、これからも双方の価格が均衡するポイント現実的範囲内に収まるはずだ。

今では信じられないことだが、リーマンショックを受けてQEが始まった頃、そんな小手先麻酔薬10年以上も株価が上がり続けるとは誰も考えていなかった。

誰もが考えるようなわかりやすい結果にもならないし、一発屋が喜ぶようなセンセーショナルな結果をもたらすとも限らない。

厚切りジェイソンみたいに、株価が上がってから買い煽りをしないことには誰も信じないだろうけどね。

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