「えーっ」
「自殺ですか。ハハハ、ただのバカですね。クズらしくっていい最期なんじゃないですか?勝手に死んだのに、俺らのせいにされちゃたまりませんね。人のせいにする変なメモ置いたりしてそう。あー、そもそもあんな低能にそんな知恵ないっすね!ハハハ!」
「えーそりゃ残念ですね…なんか悩みとかあ…(ほかの人に「んなもんあるわけねーよ」と言われて)そうですか…大変ですね…」
「当然の帰結です。こちらはさんざん手を貸して、しんどかったら頼るように何度も言いました。でも頼って来なかったのは彼です。まあ、いざ頼ってきたところで蹴散らしますがね。自分の仕事くらい自分で片づけなさいよ。自業自得ですわ。死んだなんて単なる逃げです。他人の気を引いているつもりなんでしょうか。死んだのは完全に自己責任です。それで、こんなことで自分が過去にしでかしてきたことの責任が取れるとでも思っていたのでしょうか。被害者(注:顧客のこと)に賠償の一つでもしたんですか。しないで自分だけ逃げるんですか。幸せですね。あんな人より苦労している人などごまんといるのに、視野が狭い。死体を片付けるほうの身にもなれないんですか。いろいろ手続きだってめんどくさいのに、それをするほうの気持ちも想像できないんですか。死んでまで人に迷惑をかける自分勝手なカスのために手を動かすなんてまっぴらです。まあ、それも仕事というなら、粛々とやりますが。」
「あーあ。死んじゃったね。」
「さて、顔でも拝んできてやるか…」
課長やーさーしーいー♪
生き死に考えてるときに職場の人間にそんなに興味わかねえけどな