自分は反・自民党の人間なんだけれど、現在の居住地が安倍晋三の地元である。我が身のために自分の考えを日頃は表には出さないが、選挙の度に非・自民党の政党や候補者に投票している。しかし、蟷螂之斧である。
そんな自分の営為とは裏腹に、はてブユーザーの中に多数存在するリベラルの人々からは、安倍晋三の地元に暮らしているというだけで我々山口県民は十把一絡げにされ、罵詈雑言の標的にされてきた。というか、現在進行形で今も標的にされている。彼らは「安倍晋三の地元にも反・自民党派や反・安倍派の有権者が存在する」という想像力を発揮することは無い。彼らは自動的に「安倍晋三の地元の住民=リベラルの敵」と見做す。
現在は、維新が議席を増やしたために大阪府民が、はてブコメントで罵詈雑言の標的とされている。それを見て、自分は心の底から同情している。大阪府民にも、反・維新派の有権者は存在するはずなのに。
彼らの理屈は「自民党や維新の跋扈を許したのだから、山口県民や大阪府民が相手ならば幾らでも罵詈雑言を浴びせても構わない」というものである。
ちょっとだけ想像してみて欲しい。アル・カイダやISILが武力で支配している地域に暮らしている人々に対して、あなたたちは罵詈雑言を浴びせるのか?武力による支配を受けているわけではないが、非力な少数派が蟷螂之斧の営為を続けながら暮らしているという意味では、我々も同じである。
反・自民党かつ反・安倍晋三の自分だが、はてブコメントで山口県民や大阪府民を口汚く罵る人たちを見ると、自民党や安倍晋三を見る時よりも遥かに強く、どす黒い感情を抱くようになりつつある。
反自民党や反維新の闘いを続けているのは、我々地域住民の有権者たちである。その気持ちを踏みにじって、十把一絡げにして罵詈雑言を浴びせるのを今すぐ止めろ!