2021-10-30

差別をなくす?

政治家の皆さんは「差別をなくします」なんて簡単におっしゃいますけど、

この場所でも偉大なる先達の増田氏らが何度も述べておられたように、

差別人間本来的に備えている機能のようなものなので、

完全になくすことなんてできないわけです。全人類を脳から改造したりしない限りは。

そもそも差別のもとになる偏見というものは、使いようによっては判断を非常に効率化できる機能でもあり、

偏見を失った人類はその時点でAIに圧倒的に劣る存在になったりするのではないでしょうか、知らんけど。

まぁそれはいいとして、

政治差別をなくせる、という思い込み

あるいは、そんなことできないと自覚しながら有権者を耳ざわりの良い言葉で騙そうとする言動

いずれも政治家としては最低です。

差別をなくすことはできないが、顕在化しにくくすることはできる。

その方法ひとつしかありません。

皆がお腹いっぱいご飯が食べられる世の中にすることです。

衣食足りて礼節を知る、というやつです。

結局、不満があるから他者攻撃性を向ける者が現れ、差別顕在化するのです。

金持ち喧嘩せず、皆を金持ちにしてあげればよろしい。

政治家の役目など、畢竟それしかないのではないでしょうか。

そもそも差別という言葉ポリティカルものではありません。

もっと具体的で身体に刻み込まれるような個人的体験のことです。

銀と金』をお読みください。

差別されたんだ……”

あそこに描かれているもの差別本質であり、人間本質です。

それは政治家ちょっと法律をいじくってどうにかできるようなものではないと思うのです。

  • 「シャベツニダー」が飯のタネになっている以上、差別はなくならない やっと手に入れた飯のタネ手放すわけないのは自明な訳で

  • 女が下方婚しないのも差別だしなあ。

  • 一番しょうもないのは呼称の変更。どんな名前で呼ばれようが侮蔑の意図が含まれてりゃ差別用語になるのに。

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