お互いこれまで何人かのパートナーがいたし、それを了解したうえで付き合い始めた。
中学生でもあるまいし、当然だ。
ポイント1:彼女は過去に他人とセックスしていたが、その事実が嫌な気持ちにさせることはなかった。
付き合い始めた当初は会うたびにセックスしていたが、しばらくすると必須事項ではなくなった。
年のせいもあり、毎回やるのは体力的に厳しかった。
それでもいっしょに料理を作ったり、ゲームしたり、旅行に行くのは楽しくて、セックスがなくても二人で時間を過ごせることに幸せを感じていた。
親子愛や友愛がセックス抜きにも成り立つように、男女の間の愛にもセックスがなくてもいいんじゃないか?
たとえばお見合い結婚する人はセックスする前に結婚してしまってその後何十年も連れ添ったりする。
たとえばパートナーに障害があったりして、体力的にセックスできない体であっても結婚する人たちがいたりする。
巷のセックス信仰は恋愛至上主義に踊らされた共同幻想なんじゃないか?
と、このころからなんとなく思ったりしていた。
ポイント3:セックスがなくても愛は成立すると思いはじめていた。
なぜ教えてきたのかよくわからない。
良かれと思ってなのか、正義感なのか、はたまた嫌がらせなのか。別に知りたいと思ってなかったのに。
過去のセックスが不問で、現在の関係にセックスが必要なわけでもなく、セックス至上主義なんて恋愛脳に侵された現代人の暫時的パラダイムに過ぎないと喝破していたはずなのに、なぜ嫌な気持ちになってしまうのか。
生物としての本能で交雑は
彼女が他人とセックスした背景や気持ちはガン無視で愛は愛、セックスはセックスと完全縦割りで考えてる所に「なるほど」感がある