どっちも優秀なのはレイアウトや作画、演出の見てくれ部分で脚本は陳腐、テーマはクソ浅い
本気でそういう境遇の人たちを取材したり、なぜこういう問題が起きるのか、我々はどうしたらいいのかなんて深くは考えてない
撮りたい場面が最優先で作ってる
新海くんの答えは大人は分かってくれねえ!もうどーしよーもねえ!!みんな好きに生きろ!!だし
細田くんの本心は人間なんか所詮分かり合えないし、助け合うのなんか幻想だから最後は非現実的なオチになる
違うのは、新海くんは自分の強みを活かすフォーマット(若者をターゲットにしたわかりやすい萌えラブコメ)を見つけてること
彼の童貞臭い作家性やテーマとうまくマッチしてたのでヒットした
あと童貞くさすぎる部分を王道ラブコメがうまく消臭してる(それでも天気の子は大概だったが)
細田くんがいつも惜しい!みたいな評価に陥るのはガバガバ自前脚本もあるけど、人間や世界の闇描写が上手いのに、無理して大衆向けのファミリー映画路線をやろうとしてること
ラブコメならイケるか?と思ったけど今回見てやっぱだめかも…となった
もういっそホラーやろう