2021-07-13

バケモン」(鶴瓶)観てきた

内容は「生前葬」ならぬ「生前追悼番組」といった趣。内容そのままで鶴瓶の死去後1年以内に公開したら多分観客は終始感涙、エンドロール号泣スタンディングオベーション間違い無しのドキュメンタリー映画

でも実際には笑福亭鶴瓶は「存命」どころか「現役」バリバリなのである葬儀遺影を前に本人が軽快なトークをしていたら参列者は困惑するか苦笑いするしかないわけです。その「寒さ」と「腰の据わらなさ」に、

それでも2時間耐え続けられるのは、もっぱら被写体鶴瓶からである他ありません。OFFにハワイゴルフみたいな芸能人全然珍しくないですが、ゴルフ場で偶然前の組がオバマ大統領(当時)という人間

なろうと思っても、どれだけ生前徳を積んだとしてもなれるものではありません。惜しむらくは「俺が死ぬまで世に出したらあかん」シーンは一切入ってない事。なのでこれは「追悼番組予告編」です。予告編で既に

情熱大陸2時間分よりも満足度が上回ります。何と比べてるのかという話ですが、「家族に乾杯」が全てのロケ番組面白さを上回っているのと一緒でこれはしょうが無い事なのです。あと細かい事を挙げると

すれば、「らくだ(落語演目)」の謎を追うパートはそれこそEテレの1時間枠でじっくり観せるべきで、その教養を踏まえて「鶴瓶らくだ」を見た方がいいと思ってしまいました。本来混ぜて見せない方がいい2つの

事が同時進行で見せられている感があるのが「正直良く分からない」という感想に繋がってしまっているのだろうと思うのです。

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