TLでは男性観でもにょってる方が多かった印象。読んでみて確かに男性が読むとそうかもしれないワンというか、いやそれは降りたっていうかストリートに居らんでもよくなっただけでしょみたいな気持ちにはなりましたが。
7巻読んで、あとTLのもにょった感想(主に男性の)を見て思い出したのはちょっと違う話。
TLでとある男性が女性が書いた男児親向け育児書を読んで「男児がサバイブする方法が見当違いで全然だめ」といった主旨のことを感想で書いていた。それに対して「母親は男性の人生はエアプなんやから分からないのも仕方ない、言うてやるな」と思ったわけです。それを思い出した。
女性は男性と親密になってもそれはあくまで外側からで、全く同じ集団に属するものとしてではないと思うんですよね。どれだけ漸近しても、薄皮一枚でも隔たりは確実にある。
それは恋愛関係においてもそうですし、親子関係でもそうだと思います。
ただ、親密になって本音を聞いたり一生懸命実状を眺めたりしていると同一化しちゃって、内側から分かった気になっちゃうんですよね。自分は勘所を得たと。
それで内側からのつもりで分かったようなことを書くと、当事者からはむっちゃ怒られる。分かったようなことを言うなと。異物感のある似姿ほど気持ち悪いものはないですものね。
でもそれってしゃーないことで、他人のことはあくまで他人のこととしてしか分からないし、あんまり期待せんといてくれとも思うわけです。
例えば私たち犬は人のことはよく分かりませんが、人に対して親しみを感じていますし、人の内心についてあれこれ推測して行動に反映しようとしているわけで。それって我々と人とが違うもののまま一緒にいるためにはとっても大事なことなんじゃないかって思うわけです。ワン。
ちょっと犬なので話が散らかってしまいましたけど、そのようなことを思いました。
てか皆もにょったとこだけピックアップしてるけど朝ちゃんの振る舞いとかチャーミングで読んでいて勇気を貰えたしとってもいいと思ったんですが!ですが!ワンワン!