Suicaが海外にほとんど通じなかったのは周知の事実であるが、日本国内も人口減少とCOVID-19の影響でSuicaのコストが支えられないところが徐々にクレジットカード陣営に囲われつつある。
Suicaも負担軽減の策を講じてないわけではないだろうが、全世界のクレジットカード決済市場を土台としたコスト構造に日本国内の限られた地域で展開されてるSuica市場を土台としたコスト構造で太刀打ちするのは、そもそも無理な話だ。
しかし、Suicaのメイン市場である「日本の大都市圏」に限って言えば、「通勤ラッシュが消滅する」というCOVID-19による緊急事態宣言下でも実現し得ない状態にでもならない限りSuica経済圏が脅かされることはないだろう。
Suicaの運用負担が重い地方都市は場合によってはクレジットカード陣営に取り込まれるかも知れないが、その地方の経済規模が人口減少などによりSuicaの運用コストを支えられないレベルまで落ち込まない限りはSuicaを切り捨てることは無いだろう。
ただ、そうなるとSuicaの経済圏の頭打ちが見えてくると言うことでもあるが。
時代が移り変わりインフラの構成技術が進化していく中で、日本の大都市圏の通勤ラッシュとSuicaはあまり変わらなかった。
これからもあまり変わらないそれらの環境を土台として、盤石な基盤の上で全世界の潮流とは隔離された世界でゆっくり進化していくのだろう。
このタイミングでJR東がクレジットのNFCで電車に乗れるようにする柔軟性が欲しい。 一時的に損失は出るだろうけどSuicaをいずれ切る前提で回収は十分できると思う。 これまで投資した...