2021-02-01

サボるのが合理的会社

私はある中小企業営業をしている。いつしかサボることが最も正しいと気づき、それを愚直に実行するようになった。そうなった経緯と理由を書いていきたい。


まず前提として、私のいる会社は金払いが良くない。給料も低い。どれくらいなのかは想像にお任せする。そして残業代も「残業させてくださいシート」みたいなやつに書かない分はサビ残だ。退勤時間ギリギリに急ぎの案件が来てもシートを出さなければ無賃労働


それでも多少の残業代はゲットしていたのだが、ある日社長からお触れが出た。端的に言えば「残業をするな」だと。経営者的にはそれは正しい思考かもしれないが、労働者としてはたまったもんじゃない。


私は営業である。要するに客から案件を取ってくるのが仕事である案件を取ってくれば、その分仕事量は増える。仕事量が増えると残業可能性が高まる


そして賃金年功序列である。「成果を出せば給料を増やすから頑張れ」と言われたことはあるが、辞めていった先輩達いわく「真っ赤なウソ」らしい。誠意は言葉ではなく金額とはよく言ったものだ。


さて、考えてみてほしい。頑張れば頑張るほど無賃労働が増え、成果を出しても賃金は変わらない。これでは頑張るほうが馬鹿というものだろう。なので私はサボることにした。


コロナとはいえ営業職ゆえに客に会うことはある。外回り普通にある。私はその時間の大部分をサボることにした。ツイッターをみたり、アプリ麻雀をしたり、ニートのふりをして掲示板に書き込んだりして1日を過ごす。流石に1件くらいは客のところに行く。最低限の既成事実大事だ。


そんなわけで今日も私はサボった。会社が潰れたら身の振りを考えよう。まだ困ってはいないので何も問題はない。これが合理的な働き方というものであろう。

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