いまだに議員が会食したり、「4人以上での会食は控える」なんてぬるい対策で与野党合意したりしていることの危険性は、かなり過小評価されてる。
コロナの感染を防止するのに何をすればいいかは専門家が既に議論してくれているが、その上で問題はどうやって本当は出歩きたい・飲み会に行きたい人を我慢させるかにある。
ここで忘れてはいけないのは、別にマスクを付けず連日飲み会に行ったところで、本人がコロナになる確率は決して高くはなく、まして死ぬ確率なんて実質0に近いということである。
にもかかわらず何かを我慢して行動変容するとすれば、それは「自分のため」ではなく「みんなのため」でしかありえない。
だから、行動変容を迫るには、「お前が死ぬぞ」と脅すより、「みんなのために我慢してくれ」と良心に訴えることが、主なメッセージになる。
ところがここまで国はGoToを使って「旅行していいですよ」「会食していいですよ」というメッセージを発してしまっており、挙句議員が忘年会を開いたりしている。
これは、「本当は飲みに行きたいけど、医療従事者が瀬戸際で頑張ってるのに悪いかな...?」と思っている、行動変容するかしないかの中間地帯にいる人々の罪悪感を、大いに軽減する効果がある。
そういう人たちの存在は、行動変容しない人々を前提としたサービス(短縮要請に応じない飲食店など)を潤わせ、その人たちの圧倒的多数はコロナにもかからないため身近なところでの安心感を強め、そしてコロナ対策を破綻させるだろう。
がっかり、 やっぱり おまえそれけっきょくなんもゆうとらんやん
驚くことに約7割にあたる38人は死後のPCR検査で陽性が判明 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283549