2020-08-11

海外で「なにかを言われる」という経験

アメリカイギリスにいたとき経験だが、現地の人間から「なにかをを言われる」ということがある。これが結構曲者で、こちらがハッキリとは分からないような言い方で、私を馬鹿したことを言っているようである

彼らは時にこちらをニヤニヤと見ながら、あるいは視線を合わせず冷ややかな態度で何かを言ってくるのだが、言葉が聞き取れることもあれば、そうでないこともある。聞き取れる場合でも、それが分かり易いような侮蔑的言葉遣いであることは寧ろ稀で、仮に文字にすれば普通発言なのかもしれないが、発言がなされた状況と彼らの態度の組み合わせから、彼らが馬鹿にしていることが、何となく分かるのだ。私自身(男)について書いておくと、私が海外で過ごしたのは二十代の後半である英語は、TOEICで測ると日本一般的によいとされる水準は超えていてフォーマルな会話はできるのだが、日常ナチュラルスピードの会話は比較的聞き取れない、というよくある日本人男性だ。派生形として、日本人(の主に女性)に対して少し馬鹿にしながら話しかけて、日本人のイノセントな返答に対してわざと通り一遍の「会話」をし、(内心?)馬鹿にしながらその場を去る、というのもある(気がする)。確信はないが、特にヨーロッパ日本旅行客が「現地の人がフレンドリーに話しかけてくれて」と書くエピソードの幾分かはこれでないかと思う。

別にオチのない話なのだが、「人種差別」という大上段のテーマに対し、日常的に経験する外国人としての居心地の悪さというものはこういうものだ、ということを、ふと思い出したので書いてみた。

  • おれもランチ買ったら「プリティグッド」って言われてカチンと来たわ

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